パウエルFRB議長のジャクソンホール講演、市場の期待修正の好機に
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卸売物価も消費者物価も7月は前年比でやや下方に転じたもののそれぞれ9.8%上昇、8.5%上昇と耐えがたいほどなお高く、FEDが重視すると言われる高いものから安いものへの消費のシフトを含むPCE物価指数の7月は6月並みの4.8%と予想されています。パウエル議長の演説の前には結果かが分かるはず。
GDPは2四半期連続のマイナスになりましたが雇用はまだまだ強く、賃金上昇を伴うインフレ期待は簡単には収まりそうにありません。たとえ景気に下押し圧力が掛かっても、というよりそれを利用してインフレ期待を止めようとしているだろうパウエル議長は、近いうちに利下げに転じることさえ期待する向きもある市場を相手にどんなメッセージを発するものか。景気後退懸念がある中でのインフレは、景気を支えようとすればインフレが止められず、インフレを止めようとすれば景気が悪化するジレンマを抱えます。舵取りが難しい局面だけに、パウエル議長のメッセージを事前に読み取るのも難しそう。それがどのような方向であれ、市場の期待修正の好機であることだけは間違いないでしょう。さて・・・ (・・;コメントのタカ派ハト派度も重要ですが、この3年の経済政策は非常に貴重な経験となったと思いますからその検証を行うにはジャクソンホールはいい機会だと思います
金利と景気と物価、この制御のメカニズムがまた少しずつ明らかになってくることを期待しています