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JAL ANA国際線の日本乗り継ぎ旅客の獲得は新しい話ではなく、コロナ前から空席を埋めるために最大限活用された手法でした。

日本人旅客に比べると単価はかなり下がるのですがボリュームがとりやすいこと、またアジアから北米に行く時は直行便だとしても日本の近くを通過していくので、日本経由にしてもそんなに時間のロスがありません。例えば韓国便などは日韓だけだと需要は強くなくても、乗り継ぎの通過需要を含めると全体で黒字になるので、たくさんの便数が設定されています。

長距離線はどうしても737のような小型機では航続距離が足りないので飛べないので、サイズの大きい機材を使う必要があります。高単価の日本人だけではうまらない空席を埋めてくれるのが、この乗り継ぎの通過需要になりますので、これからもJAL ANAにとっては重要なお客様層ということになります。

ちなみに、10年前に自分がど真ん中で関わったJAL再建のリアルストーリーはこちらで連載しています。よろしければお暇な時にご覧ください。

https://newspicks.com/topics/sony-daisuke-suzuki?ref=TOPICS_VIEW
アメリカ、東南アジアの海外出張が多く、ANA/JAL便に乗ることが多いのですが、乗り継ぎの方の利用が目立っていたので記事を読んで納得しました。国際便では、日本到着後、先に国際線乗り継ぎの方が優先で飛行機から降ろされます(感染対策のため、入国組と空港での行動フローが違うから)その時には最大で1/3弱降りていた印象で、アメリカからタイやシンガポールなどの乗り継ぎとして利用しているそうでした。コロナで航空需要が減った中で、直行便を運営し続けることができず、経由便が結果として増えていたんですね。
ANAの西海岸便は平日でも土日でも乗り継ぎ客で一杯です。ひとつ解せないのが、乗り継ぎ客と日本入国客を別々に降ろしているのですが、乗り継ぎ客から降ろすこともあれば、日本入国客から降ろすこともあり、毎回ばらばらなことです。乗り継ぎ客が先に降りる場合、着陸から30分以上待つこともあり、そもそもなぜ別々に降ろすんですかね? 空港側の動線分けておけば一緒に降りても問題ない気がするんですが。
背景には着陸料の減免もあると推察されます(航空券の料金に直結します)。日本の空港は近隣の海外の空港に比べて高いことが指摘されています。これがもとに戻ったとき、優位を保てるか。

成田空港会社、空港使用料の減免継続 国内線は一部徴収
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2468M0U2A320C2000000/
全日空はスターアライアンス、日航はワンワールドのメンバーとしてのメリットを最大限に活かしています。

日本の空港、航空会社はきめ細かなサービス、時間厳守に定評があります。結果として、乗継ぎをすることに安心感があるのが強みです。

また、羽田空港も成田空港もほど良い規模ですから、利用者に優しいです。

これらの複合要因が、高評価に繋がっていると思います。

日本以外だと、今現在匹敵するのはアジアだとシンガポール航空+チャンギ空港ですね。こちらは日本チームより上を行くと思います。
なぜか、サンフランシスコからタイ行きでタイまで行った後に成田まで帰ってきてキャンセルした方が安く日本に来られるみたいな裏技まで発生してしまうんですよね、これ。
JALANAが、コロナ前と比較して、旅客が6割程度回復している国内線ではなく、回復が3割程度で低空飛行が続く国際線が「想定外の好調」となった要因を紐解く記事。回復の早い国向けの路線から復帰していったということなんですね。

「しかし、三国間流動に関しては、コロナ前は両国の航空会社に加え、中東のカタールやエミレーツ、香港のキャセイパシフィック、中国本土の三大航空、台湾系などライバルが多く、競争が熾烈な市場だ。ただ、この競争環境がコロナの影響で一時的に緩やかになったのが、ANAとJALにとって追い風となった」なるほど...
国際・国内旅客、貨物を対象とする航空運送事業者。フルサービスキャリア事業を強化するとともに、新たな収益源の創造・育成にも挑戦。グローバルアライアンス「ワンワールド」に加盟。
時価総額
1.20 兆円

業績

フルサービスキャリアである全日本空輸を中心とする持株会社。傘下にLCCのピーチを有する。マルチブランド最適化および貨物事業の拡大によるエアライン事業の利益最大化などに注力。
時価総額
1.55 兆円

業績