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この記事にあるように、もともとは一地区連銀のコンファレンスに過ぎなかったジャクソンホール会議が注目されるイベントになったのは、夏季に人気の避暑地で開催するというセンスが効いたと思います。これにより、管轄エリアは広大ながらプレゼンスは決して高いとは言えなかったカンサスシティ連銀の知名度も高まりました。その後は、集積効果が働く形で、海外からも主要中銀が揃って参加するようになっていきました。
ただし近年では、ジャクソンホールに注目が集まり過ぎることへの反省と揺り戻しの動きもあります。合議体で決定を行っている中央銀行の政策説明は本来、やはり政策決定会合に関する公表資料や記者会見がメインとなるべきだからです。実際、当局者からは、敢えてジャクソンホールを注目させるような情報発信は極力控えていると思います。
それでも、いったん集まってしまったメディアの注目を鎮静化させるのは簡単ではないですが。
書かれている内容はその通りかと思います。書かれていないことと言えば・・・ イエローストーンに程近くグランドティートンの山並みを望み、入り口には大鹿の角で作られた門のある、西部劇の街そのものの雰囲気が漂う場所でした。「議長の大好きな渓流釣り」のみならず、ゆったりした川下りも激しいホワイトウォーターラフティングも近隣で楽しめます。私の記憶のままならば、この季節に訪れるには最高の保養地です。難しい話をした後は、ゆったりした時間が流れそう。でも今回は、そんな気分になれないかも知れませんね・・・ (^^;
大事なのでやや専門的ですが詳しく解説させていただきます。今年のテーマは「経済や政策の制約要因を再評価」です。実は数年前から、物価目標2%を必達の目標とするべきかどうか、議論はされていました。そして今回は、この問題が年末から来年の春にかけて、現実の問題になる可能性が高まっています。どいう事かというと、やっと9.1%をピークに下がり始めた消費者物価が4-5%ぐらいで下げ止まったら、どう対応するかです。無理に物価を押し下げるために金融引き締めを続けたら、景気が悪くなって失業が生じます。物価と失業率の関係はフィリップスカーブとして知られています。2000-2019の実績では物価2-3%に相当する失業率は約4%で現在の3.6%と大きくは変わりません。しかし、このカーブが既にシフトしたために、無理に物価2-3%を目指すと、失業率は5-6%に跳ね上がる可能性があるのです。この問題を議論し思考のフレームワークを示すことになると思います。
8月25日から27日に開催されるジャクソンホール会議。今年は3年ぶりに現地で開催されます。
過去のジャクソンホール会議でどのような発言があり、その後どうなったか、なぜジャクソンホール会議が注目されるのか、とてもわかりやすくまとめられています。
【来週のドル・円、ジャクソンホール会合にらみ上値余地探る展開か】
https://newspicks.com/news/7458623/
ジャクソンホールでの今年の注目は物価見通しに関するコメントですね
これによって以降の米金融政策は大きく左右されます