日立、ABBと合弁 日本で送配電事業
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注目のコメント
これ、単体でのニュースバリューより、今後どう広がるかという点でとても注目。Alstomのディール(結局GEが買収)したころからコメントしてきたが、ABBこそが一番組むべき相手。火力発電系でGE(+Alstom)・Siemensと、三菱日立パワーシステムが競合している。SiemensとAlstomは送変電に強く、特に高圧直流送電(HVDC)という技術の二強。そこで三菱・日立が競争するためには送変電を強化することが必須で、一方ABBは重電プレイヤーの中では発電を持たず(過去はやっていたが2000年頃に経営危機で撤退。なおそこからターンアラウンドし、今は超優良企業)、だからこそ組むべき相手。
一つのニュースではなく、事業ポートフォリオがどうなるかという点で極めて注目の合弁だし、海外での広がりになるかが一番のキー。
https://newspicks.com/news/477021/
https://newspicks.com/news/409807/
https://newspicks.com/news/522347/
<追記>Nakagakiさんが書かれている、重電プレイヤーの提携関係などの図、実はSPEEDAにあります、是非見ていただければ(アカウントない方は是非トライアルいただければ)!なかなか入り組んでいる歴史で、それがかなり綺麗に分かる図になっていると思います。<追記終>今の日本って、送電が(周波数の関係で)各電力会社で融通できる量が決まっているからなぁ。でも、それって100年くらい前に技術をアメリカから導入したか、ドイツから導入したかの差でしかない。
その部分の解決をしてほしい。電力は設備産業だからコストはそりゃかかるんだけどさ。でも、その周波数の問題で結局東日本大震災の時は東京は計画停電をしたわけなんだから。(一部から送電してはもらってはいたけど)
今後またいつ大地震がきて、発電所が一斉にストップするかなんて誰にも予想できないんだから。そろそろイノベーションが起きてもいいよね。日立の送変電は、もととも一度切り出している。それを明電舎と富士電機と合弁でAEパワーとして切り出していて、またそのAEパワーを解体して戻していた。その時の理由も、各社、スマグリを独自でやりたくて元に戻ったというような理解をしているが…。この話であれば、独自路線はあきらめたのだろうか。いずれにせよ、日本のみで合弁というのは規模も小さくインパクトはほとんどない。世界に出るためのプロトタイプならよいがそう、そうでなければほぼ意味がない。