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日本最大手の自動車メーカー、世界でもトップクラス。傘下に日野・ダイハツを有し、SUBARU・マツダ・スズキとも業務資本提携。HV技術をベースにPHV、FCV、EVを展開。北米を中心にレクサスの販売も。
業種
自動車
時価総額
62.1 兆円
業績
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Founded in 2003 and based in Palo Alto, California, Tesla is a vertically integrated sustainable energy company that also aims to transition the world to electric mobility by making electric vehicles.
業種
電気自動車
時価総額
78.0 兆円
業績
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・BYD社には大学時代のクラスメートや教え子、友人などが多数勤務しているが、彼ら・彼女らと話をしている限り、同社には先見の明があり、柔軟性があり、政府の戦略や意図を組みつつも、民間のイノベーション企業としての矜持を持って突き進むタイプの企業と理解している。知人の中には処遇の問題で会社と揉め、同じく深センを拠点にするH社に転職した人間が複数いますが、企業文化もそれなりに開かれているという印象。
・BYD社が日本でEVを販売していく上で、日本のパートナーと組むことの必要性が強調されているのは重要。同社はそれが不可欠であり、且つショートカットになると見ている。
・「中国ブランドが日本で売れるか」という問題提起に関して、実際、過去数年において、携帯電話、家電など、中国企業が製造、販売する商品に対する日本消費者の抵抗感、抵触観も和らいできていると感じる。BYD社は記事で語られている「4つの理由」の克服にコミットすることで、市場の閉鎖性を打開しようとしているのではないか。
・BYD社のような中国の民間企業が日本で大々的にビジネスをすることは、中国政府にとっても大いにアピールになる。同社と組む日本企業としても、今後ポテンシャルに富む中国EV市場を狙っていく上で、日本でBYD社と組んでいるという実績はプラスに働く可能性が高い。ウィンウィン局面の創造は論理的には可能。
さて、そんな日本市場に進出してくるのが昨日ご紹介したBYDです。23年1月に発売予定の「ATTO3」という車種は僕も試乗してきました。
カーレビューは正直専門外なのですが、30分ほど街乗りした限りでは、正直思ったより快適でした。ステアリングも足回りも柔らかく、回生ブレーキもモードが選べるため、止まるときの違和感もありませんでした。内装もスポーティーな感じは正直好みで、全体としてテスラより「車っぽい」印象を受けました。横幅もちょうどよく、国産のガソリン車から乗り換えても走りの面での違和感はそんなになさそうです。(モーターの音が車内で聞こえちゃうのはちょっと残念でしたが、発売までに対策に取り組むとのことでした)
と、ざっくりした乗ってみての車の印象は「いいかも!!」という感じです。しかしやはりトヨタやホンダ、日産の壁は高いでしょう。チャイナバイアスも乗り越えないといけません。そしてそもそもEVは日本の市場の1%です。
10%以下の外車、1%以下のEV──。この2つの壁をどう超えていくのか。BYD日本法人の劉社長に直球でぶつけてきました。とても明快に答えてくださり、面白いインタビューでした。ぜひご一読下さい。
「いいものを安く」を消費者は求めているのですから。
「直営ではなくパートナーを探す」とありましたが、日本車のディーラーの多くも別資本(多くは地元の企業)です。
メーカーにとって直接的なコストは発生しませんが、価格にはディーラーマージンが上乗せされるので販売価格は1割以上高くなります。
BYDの場合、価格が大きな売り物のはずですが、それでもディーラー制を導入する理由は、Made in Chinaの不安を払拭するのが目的でしょう。その姿勢は評価できます。
パートナーについては、店舗毎に個別に交渉するのではなく、オートバックスのような自動車用品販売会社や、家電量販店などと組むことも検討しているのではないかと思います。
いずれにしても、一旦ディーラー網をつくるとそう簡単に撤退できなくなるので、それなりの覚悟があるのでしょう。5年後がどうなるのか注目です。
テスラも同じく電気自動車社会の到来を目指して事業を行っているイメージですがオンライン販売をしたり価格帯として今はまだ少し高めだったり。一方のBYDはディーラーによる対面販売と低価格を押し出している様な気もします。
モデル3のロングレンジは700km(実質で言うと650kmほど)走ります。
ただ、安全性に優れたBYDの刀片電池をテスラに提供する可能性も報じられているので、今後の展開が楽しみです。
その世界潮流の中で、テスラに電池を供給しているパナソニックや、EVで出遅れている国産の自動車会社の行く末が心配です。
時間をかけてブランド力を磨き、信頼を勝ち得てやっと売れるものです。
中国のBYDさんも、時間をかけてブランド力を磨いていくしかありません。
今まで韓国の車が日本に進出しては撤退しています。
BYDさんには、じっくりと腰を据えて日本でビジネスをしてほしいです。
NIOはバッテリーパック、車両、バッテリー交換ステーション、クラウドベースのスケジュール管理システムのカテゴリーで約1,500の特許を取得しています。
特許情報を「市場規模推定」「技術バリューチェーン」「技術クラスタの特定」という流れでバリューチェーン分析し、自社の保有技術を活かした競争力の高いIPランドスケープに基づく事業展開を実施することが目にみえていて、日本の自動車産業にとって大きな脅威となります。(もしくは共創か)