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ウクライナ政府は、ロシア軍占領下の地域の住民に対して、ウクライナ軍勢力範囲に脱出するように求め、支援してきました。
 へルソン州に限らず、ドネツク州やルハンスク州でも、です。
 ロシア側が、占領した地域のウクライナ住民の、成人男性は兵士として強制徴兵し、それ以外の住民も150万人以上ロシア領へ強制移送して労働などに従事させていることからもわかるように、戦争において、人間は最重要の資源です。
 ロシア軍の支配下に置かれたウクライナ人が多ければ多いほど、ロシアは戦争を継続する資源をより多く得ることになります。子供も、ロシア国民としての教育を受けていくことになります。
 着の身着のままで脱出してくる住民に衣食住や仕事を用意するのはウクライナ政府の負担になりますが、やる必要があることです。

へルソン州は、州都を含む南部はロシア軍が占領していて、北部はウクライナ軍の勢力下です。
 ウクライナ軍は、南部を奪回すべく、3か月ほど攻撃を続けていますが、ほとんど進んでいません。
 当面は、南部の住民にウクライナ軍勢力下へ脱出してきてもらうしかありません。
橋を落としてロシア軍を動けなくするということは、そこにいる住民が逃げられないということ。なので、住民に退避を呼びかけているのだろう。戦争が起こっていても退避しない人たちも少なからず存在する。
ヘルソンのあるドニプロ川西岸にロシア軍は25BTG(15000人前後)を配置しているが、ロシア軍の補給ルートであるすべての橋が遮断され、ヘルソン包囲戦と言える状況になっている。補給の尽きたロシア軍が兵器を捨てて東岸に撤退すれば、キーウ撤退を超える大失敗になるという見方もある。

特にウクライナ軍が対レーダーミサイルを得てから、南部地域ではウクライナの航空優勢にあるので、ロシア軍撤退の圧力はさらに高まっている。