大学入試、偏差値時代終幕の足音 推薦・総合型が過半に
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韓国がこのパターンで、富裕層による課金合戦に。ドラマ「SKYキャッスル」で話題になった入試コーディネーターは極端に描いてはいるものの、当時、このドラマが話題になっていたころに話をしたとある韓国人ビジネスパーソンは、「僕はドラマは全然みない。でも、子供がいる身としては、このドラマだけは身につまされる気がして食い入るようにみている。教育と言った場合に、学校や塾だけではなく、様々な体験プログラムなどの費用も考えなければいけない」と話していました。
暗記偏重と言われて「修能」が批判されましたが、いま、修能について名門校は3割以下の大学が多数派。下記、参考資料。
https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Overseas/2019/ISQ201930_002.html
一発勝負の受験も良い塾、家庭教師など課金合戦の側面がありますが、推薦型も行き過ぎると、「ポートフォリオ」を作るために更に激しい課金(海外で〇〇をしてきたなど)や、親の人脈を使うなど、より差が広がるリスクがあります。
ちなみに、「SKYキャッスル」はおすすめのドラマの一つです。S=ソウル大学、K=高麗大学、Y=延世大学の名門大学御三家。大学で学生と接していると優秀だなと思うと学生は、内部推薦、AO、総合型で入学している場合が多いです。他の先生からもそのような声をよく聞きます。
探究型学習に力を入れている高校では、知識を調べて使うトレーニングが行われているので、大学での学修も濃密に実践する素地が育っています。
一方で、基礎学力に不安のある学生が入学することもありますが、この問題は単位を厳格にすれば済む話です。
入学時点で万遍なく合格者平均点を求めるのではなく、卒業時点で一定の水準を持つように変えれば、大学生になってから基礎を学んでも間に合います。大卒の意義もよくわからない状態となりました。昔と今では、学歴が指す程度もかなり変わってきているのは事実です。
受験生も平成の初期と令和元年ごろで比べると、15万人程度減少、大学の定員とほぼ近くなっており、ある程度の基礎学力があるものであれば、選ばなければ入れてしまう現象はできてしまいました。特に中堅私大は総合型、学校推薦型でないと確保できないため、かなり門戸を広げています。
とはいえ、まだ60万-70万程度の受験生はいるので、試験はできるだけ機械的にやりたいのはわかりますが、そろそろ見直しを必要とするのもわかりますよね。出生の時から人口見てるわけですから予測できますよね。国は何がしたいのでしょうか?
就活のやり方、大学入試の在り方、教育の在り方全て設計をし直すフェーズなのではないかと個人的に思います。