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「今こそウクライナ観光」、首都キーウや虐殺の地ブチャ訪問を売り出し

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注目のコメント

  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「ダークツーリズム」と呼ばれるものに分類されるでしょう。
     ただ、何が「ダークツーリズム」なのかは、境界ははっきりしていません。
     原爆ドームを見に行くのと何が違うのか?原爆資料館やひめゆりの塔とは?語りべに話を聞くのは?
     アウシュビッツ強制収容所の見学ツアーは?
    といった疑問は、ありえるでしょう。
     「平和教育」や「スタディツアー」と呼ばれるものとの境界もハッキリしないし、「ダークツーリズム」の多くがそれらと同じものである、という場合もあるでしょう。
     単に「参加者の心構えの問題」で区別されるということもありえるでしょう。

    現在進行形の戦争については、シリアなどで実際にツーリズムが続いています。イエメンやアフガニスタンのような、より過酷な状況で、捕まる可能性が高い紛争地では、パックツアーのようなものは少ないです。

     現在進行形の戦争には、特にいくつかの論点があります。
    ・戦争の犠牲者は見世物ではない、というのは当然のことで、現地人、とりわけ被害者が嫌がるようなら行くべきではない、ということはあります。
    ・一方、紛争国というのは、経済が破綻的に低迷する場合が多く、ツーリズムで外貨が入ってくれば、非常に助かる、ということもあります。
    ・シリアの場合が顕著ですが、アサド政権が主催しているもので、そのツーリズムに参加すれば、わずかとはいえ、アサド政権に(戦争で使われる)資金を援助することになります。
     北朝鮮観光などについてもいえることではありますが。

    紛争国というのは、経済的な面からいえば、外国人観光客が来るなら大歓迎、という場合がおおいので、こういうダークツーリズムは今後も増えるでしょう。
     ウクライナの場合は、欧米諸国から大規模な支援を受けているため、万が一欧米人観光客がロシア軍のミサイルで死傷したりすると、コントロールしにくい影響が出る、という事情があります。


  • 中村 伊知哉
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    iU(情報経営イノベーション専門職大学) 学長

    さすがに今は躊躇するが、戦後、観光化するしたたかさは持っているだろう。早く観光地化されることを祈ります。


  • 成相 俊二
    国立療養所菊池恵楓園 土地守←給料の番人

    塩崎先生>当園への訪問や、水俣病関連施設巡りはダークツーリズムに分類される可能性ってあるんでしょうか。
    アウシュビッツがアリなら、現在運用中である当園も…と思ってしまいました。
    交通費は別ですが、見るだけなら無料です。どちらも。


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