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ユヴァル・ノア・ハラリを「予言者」のように崇める危険性に気づくべきだ

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    ランサーズ株式会社 取締役

    ハラリのことを、その影響力をもって「科学ポピュリスト」と批判するのはたやすい。ただ、本件について思うのは、読み手・受け手となる側の情報解釈や思考のリテラシーがとても重要だ、ということです。

    世の中にあふれる数多の情報に比べれば、『サピエンス全史』や『ホモデウス』にかかれていることの多くには出典が記されていますし、アカデミックなアプローチに則っている。そこからの推論については、「そういう意見もある」とすることで十分ですし、それを信じるかどうかは受け手次第。

    あわせて、ハラリのような知の巨人に、問いを投げかける・その答えを演出するメディア側の意図も大事。報道と討論とエンターテインメントとの境目を意識すること・させることが重要。国内でいえば最近、成田さんのような素晴らしい見識を持つ方がメディアに出るのを見かけるたびに同様のことを感じます。


注目のコメント

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    20世紀の半ばまでは、マルクス主義という、世界で起きている全ての事象を「科学的に」説明してくれる統一理論がありました。
     それ以前は、キリスト教などが、世界の創造や死後の世界、善悪が決まっている理由(なぜ人を殺してはいけないのか)、政治制度、天体や自然現象についてまで説明してくれる統一理論でした。

    人は、全ての事象を説明してくれる統一理論に飛びつくし、無いと不安になります。
     20世紀の後半、マルクス主義は科学でも何でもなく、その教義を証明できるような根拠は何も持っていないということが証明されました。
     マルクス主義は、キリスト教やユダヤ教の用語を少し入れ換えただけの、模倣的ビジネスモデルに過ぎませんでした。

    マルクス主義が統一理論たりえないことが証明されて以降、そもそも統一理論などありえない、ということが明らかになってきました。
     現代で、反知性主義とか、あるいは、冷笑的とかいわれる姿勢が増えて、市場経済が主要な価値判断基準になった起源は、ここにあります。
     そもそも、優れた学者とは、非常に限られた事象について世界で最も詳しい人であり、ナマズのヒゲの役割とそのメカニズムとか、19世紀末にメッカにいた東南アジア出身のイスラーム学者の法学についての著作とか、個々の事象については世界で1番詳しくても、それ以外の事象については、何ら詳しくない、というのが大部分です。
     ハラリ氏も、歴史学の仕事といえるのは、14世紀のフランスの軍事史についての論文ですね。

    「何でも説明してくれる人」の需要は非常に高く、テレビやYouTubeでそういう商売をしている人たちもいますが、そんなことができる人がいるわけはなく、多少詳しい人間から見ると間違いだらけです。
     マルクス主義以降、新しい統一理論は現れず、荒唐無稽な陰謀論やニセ科学が跋扈している程度です。
     「何でも説明してくれる人」も、統一理論も、今後は現れようがないのですが、そういうものを求める人々も、そういう人々の需要を商売のネタにする予言者まがいも、当面は現れ続けるでしょう。


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    講談社 宣伝統括部担当部長

    どのカテゴリーでも、リスペクトこそあれ、人を神格化しないほうがいいでしょうね。
    発話されたものだけでなく、その発話の背景にある考え方や姿勢をこそ学びたいものです。

    「多様な領域を大胆に行き来し、シンプルで、わかりやすく、自信に満ちた答えを与えてくれ、それを一気に読める物語にまとめてくれる、ある種の予言者──そんな賢い先導者を待ち望む気持ちは理解できる。けれども、そのような人は現実にいるのだろうか?」


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    毎日新聞 客員編集委員

    多様な見方を紹介するのは、大切なことだと思います。興味深く読みました。ただ、ここで論じられている「リスク」という点では、経済学者の方がはるかに高く、そして現実的に「罪」をもたらしていると思います。ハラリ信者のひとりとしての感想です。


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