[モスクワ 12日 ロイター] - ロシア連邦統計局(ロススタット)は12日、第2・四半期の経済成長率は前年比マイナス4.0%だったと発表した。

第1・四半期は3.5%のプラス成長だった。第2・四半期は2月のウクライナ侵攻開始以降で初めての四半期ベースの統計。統計局は詳細を発表していないが、アナリストは消費減退のほか、西側諸国の制裁の影響が背景にあるとの見方を示している。

第2・四半期はマイナス成長に陥ったものの、予想ほど大きく落ち込まなかった。ロイターが実施したアナリスト調査で7%のマイナス成長が予想されていたほか、ロシア中央銀行のアナリストは、4.3%の縮小を予想していた。

シナラ・インベストメント・バンクのエコノミスト、セルゲイ・コニギン氏は「一部の産業で状況が安定しつつあるため、経済の縮小は底を付けた可能性がある」としている。