[11日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、政府の軍事戦術を報道関係者に明かさないよう当局者に警告し、そうした行為は無責任だと断じた。

ロシアが併合した南部クリミア半島のロシア空軍基地で9日に起きた爆発について、米紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストは匿名の当局者の話として、ウクライナ部隊が関わったと報じた。ウクライナ政府は関与したか明らかにしていない。

衛星会社が公表した写真には、空軍基地の建物が攻撃されたことを示す3つのクレーターが写っている。少なくとも8機の戦闘機が破壊されたのも確認できる。

ゼレンスキー氏は「戦争は虚栄心や声高な発言の時ではない。防衛計画について明かす情報が少なければ少ないほど、計画実行に有利になる」と述べた。

一方、マリャル国防次官は、当局者が新聞記者に情報提供した事例1件について当局が調査を開始したと明らかにした。