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ファイザー飲み薬、投与敬遠 併用不可多く「活用低調」

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  • 総合内科専門医・循環器専門医 医長

    重症化リスクを覚えていない。

    リスクがある人にその話をした上で普段使っていない薬剤を使いたくない。

    腎機能を確認していない、もしくは即日にはできない。

    インフルエンザ とヘルペス以外の抗ウイルス薬は使い慣れておらず、なんとなく敬遠。

    MRなどからの情報提供がなく、薬自体、もしくは、その内容を知らない。

    などなど、複合的な要因でしょうね。併用禁忌については他の薬でもままあることですし、確認や調整も慣れてしまえばさほど時間がとられる作業ではありません。



    軽症は総合病院を受診しづらく、クリニックでは腎機能が確認できず、例え総合病院を受診してもPCRの検査結果出てからさらに血液検査を追加してまで...とないっているのかもしれませんね。


注目のコメント

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    総合内科医 医学博士

    パキロビッドは経口薬で、重症化や入院が必要となる患者の割合を著しく減らせることから、コロナ診療のブレイクスルーとなりつつあります。5日間の内服後に再度症状がぶり返す「リバウンド」に注意が必要ですが、他の治療薬と比べても副作用が多いというわけではなく、当分は重症化を抑えるための薬のメインストリームになる薬剤だと思います。

    高血圧、糖尿病、高齢者など重症化リスクの高い患者に対して投与したい薬ですが、それらの患者層は内服薬が多く、併用薬に注意を払わないといけない点は難点かもしれませんが、医師に併用禁忌薬の認知が広まってくれば自然に処方される数は増えてくるのではないでしょうか。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    現場レベルで何が起こっているか、詳細は分かりませんが、効果の高い薬なだけに、日本国内で過剰に敬遠されていないかは懸念しています。

    私も個人として数えきれないほどの処方経験がありますが、たしかに併用不可となる薬が多いものの、コロナの重症化リスクとの天秤にかけた際に、コロナの重症化リスクが高いと判断した場合には、持病の薬の方を一時的に中止することで、投薬は可能になることも多く経験されます。

    また、併用薬の確認に関しては、電子カルテシステムや薬剤師とのコラボレーションも不可欠です。経験が積み重なれば、医師個人としてもそんなに時間のかかるプロセスではなくなります。

    そんな中で「なんとなく」敬遠されてしまっている事例がないのかは精査されるべきではないかと思います。


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    専修大学 商学部教授

    ファイザー社製抗ウイルス薬「パキロビッド」は2つの医薬品がセットになった特殊なパッケージ(ニルマトレルビル2錠とリトナビル1錠)で構成されています。2つの薬剤を同時に1日2回、5日間経口投与します。「パキロビッド」は、特定条件を満たす患者に対する有効率は88~89%と非常に高いのですが、安全に使用するための制限がきわめて多く定められている薬剤で、特定の薬物を分解する酵素のグループ(シトクロムP450)を阻害するため、その酵素に同時に依存する特定の薬剤の濃度が深刻なレベルに上昇することから、(1)それら薬剤と組み合わせて使えず、逆に(2)同じ酵素を強力に誘導する薬剤とも使えないとされます。

    組み合わせで慎重になるべき薬剤リストは国立国際医療研究センター病院がまとめています。
    https://www.hosp.ncgm.go.jp/phar/140/20220210.pdf

    「パキロビッド」に組み合わされている「リトナビル」はHIVの治療で使われている抗ウイルス薬ですが、これを含めての組み合わせで、主剤の効果の持続が期待されていますが、もともと「リトナビル」が併用不可薬が多く、それを引き継ぐため使いにくい原因になっています。万が一、これを安易に考え、患者が余った薬を誰かに譲渡することがあれば悲劇的な結果すら予想され、基礎疾患の状態によっても使えない方もいます。医薬品におけるこのような制限は、この薬だけではなく多くに存在しますが、「パキロビッド」については、その対象が明かに多いと言えることから、安全に配慮して投与が敬遠されているのだと思います。

    「パキロビッド」は、症状が発現して速やかに投与を開始することとされています。臨床試験において、症状発現から6日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていません。また、中等度の腎機能障害患者には投与量を減らすこと、また重度の腎機能障害患者などへの投与は推奨されません。

    関連事項は以下のコメントでも記載しています。
    「ファイザー飲み薬を特例承認 コロナ軽症向け2種類目」(共同通信 2022年2月10日)
    https://newspicks.com/news/6685063?ref=user_1310166


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