JDI、4─6月期は50億円の最終赤字 赤字幅は縮小
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有価証券報告書をみると、アップルからの売上が、約1830億円から、約1040億円に減っていて、これが、モバイル部門全体の売上の増減を決めています。売上のうち、車載の比率が36%、VRなどのノンモバイル27%で、モバイルからの脱却をしつつ、他の部門を伸ばしていくことは進んでいるようにみえます。
https://www.j-display.com/ir/library/pdf/yuho_pdf/2022_S100OHWL.pdf需要な技術・製品は、eLEAP、HMO、超高精細ディスプレイ、Rælclearになるのでしょうか。
ただ、これまで結果が出ていなので、2026年の営業利益833億円について、見通しが甘くないかと思ってしまう。
METAGROWTH 2026の資料を見ると、2026年の売上構成は、メタバースと透明・新規がそれぞれ約30%となっている。
結構高い比率だけど、どんな想定で達成出来るのか気になる。そもそも論、JDIはもはや、最初に定義した自社の存立概念を否定する羽目になっている。
つまり、モバイル向け高精細液晶パネルでダントツで生き残るという目論見はサムスンやLG、BOE、天馬との競争で完全に瓦解している。車載もAUOやinnoluxとの戦いに勝ち続けるのは難しい。模索していた別の勝ち筋はもはや潰えて久しい。
そのため、後はどう敗戦処理しながら高く売り抜けるようになるか?と言う話になる。OLEDで今さら三星やLGを凌駕するのは無理筋。
そうなると、なんらか別のニッチなところで生きるしかない。