核兵器廃絶「未来守る唯一の道」 長崎原爆77年、平和式典
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私は父方の祖母が被爆者手帳をもっており、母方の祖父母は手帳は持ってませんが長崎市内で被曝しており、いわゆる被曝3世である。その為、幼い頃からこの日はいつも意識してきましたが、77年という年月は大きな転換点。
なぜなら最後に大都市に原爆が投下されてから77年、そして今年は王政復古から154年。日本が近代化してから世界大戦に突っ込んで敗北するまでの激動と同じ年月を、戦後から経てきたということになる。
よってこれからはまたスタート地点のような気がして、全く新たなパラダイムシフトが起きても不思議ではないなぁという気がする。父は、原爆投下の日に長崎入りする予定でした。お腹をすかせている多くの兄弟のため、佐賀から長崎に食料を買いにいくために。幸運なことに旅の途中で、体調が悪くなり、翌日長崎入りできず、原爆投下があったそうです。
この話を幼い頃から聞くたびに、人の運命は一寸先もわからない儚さと命の大事さを痛切に感じます。恵まれた美しい地球に私たちは生命をもらっているのに、なぜ国と国が戦うことになるのか、歴史から学んでいない人間という生物の愚かさを感じます。だからこそ、希望を持ち続け、声を上げ続けるなければいけないとも強く思います。今から20年余り前、新聞記者として広島で原爆担当をしていました。広島・長崎の両式典を取材し、多くの被爆者の方々からもお話をうかがいました。田上市長が指摘するように、今ほど核兵器使用の危機が高まっていることはないでしょう。ロシア・ウクライナ戦争に限らず、台湾との緊張が高まっている中国も2030年までには1000発の核弾頭を持つとみられています。日本は唯一の被爆国として核廃絶を訴え続けるとともに、自らの核政策を含めた安全保障政策を再考する時がきているでしょう。