スマホ送金新サービス、10月開始=10万円以下、大手銀など手数料無料
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欧米でも銀行間ネットワークを使ったP2P送金、少額決済サービスとして、Zelle(米)やPaym(英)などがフィンテック由来のサービスの後発で登場し、徐々にシェアを伸ばしてきていますが、日本では「ことら」がどこまで浸透していくのかに注目しています。
ポイントは、入口の認知(プロモーション)において、〇〇Payサービスと何が違うのかをしっかり訴求し、それらを実際の(顧客)体験を通じて体感してもらうことかと。
そういう点では、本来銀行口座を経由する送金・決済サービスなので「チャージ」不要という利点が大きいのですが、サービス開始当初は銀行本体のバンキングアプリではなく、別アプリ経由でスタートするというあたりから是非が問われそうな気はします。やっとと云うところか。元々みずほ銀行が主幹で立ち上げる予定だったが、先般の金融システムトラブルで、急遽三井住友銀行に主幹が代わり、準備してきた”ことら”。
途中、セキュリティの強化対策などもあり、予定より遅れたが、様々な資金決済業者が台頭する中、後追いと言われても致し方ないが、口座保有者に送金手段のバリエーションを与える。
別の見方をすれば、銀行の存在意義における焦りとも言える。
全銀協のネットワークを介さず、出来るだけ軽く経済的に作られてるが、運用コストはどうだろうか。