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【実証】富裕な地域の友達が多いと、所得は将来20%UPする

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    このことは日本では古くから知られていることで、同じ小学校でジャイアンとスネ夫が、永沢君と花輪君が同級生である、というようなことは、米国ではありえないでしょう。しかも、彼らは放課後も一緒に遊んでおり、母親同士も井戸端会議をしています。
     多様な所得階層の子どもをクラスメートにすることで所得階層の壁を破る、結果として国民所得を上げる、ということに日本は世界でも最も成功した国でしょう。しいてもう1つ挙げるなら、多様な民族や階層の人間を強制的に同じ集合住宅に住まわせ、同じ公立学校に通わせるシンガポールでしょう。
     国全体の将来のためには、同じ階層で固めるよりも、階層間の交流を誘導した方が、GDPを増やす効果が期待できます。個々の家庭はそうは考えずに同じ階層の子と付き合わせたがる場合が多いですが。

    このことはまた、学校の授業でできることがごく限られている、ということを示しています。小学校で英会話やプログラミングを教えれば将来の所得が上がる、という効果はあまりありません。学校で習ったことなど大部分の日本人は忘れているのに、なぜ学校の授業に効果があると思う人が多いのでしょうか。
     授業よりも、放課後スネ夫の家に集まって、スネ夫が従兄のお兄さんにもらったラジコン飛行機とか、貨物船のプラモデルとか、恐竜の爪の化石を見せびらかされることの方が、よほど刺激になります。
     実際、学校の成績がいくら0点でも意に介せず、居眠りしているのび太が、スネ夫に何か見せびらかされると、やたらと悔しがり、発奮して、自力で恐竜の卵の化石を発掘しようとか、古代遺跡を発見しようとか、巨大ロボットを組み立てようとか、尋常ではない努力を始めます。

    子どもは学校の成績などどうでもいいのです。成績を気にしているとしたら、それは親の機嫌を気にしているだけです。
     友だちが何に関心があるか、何ができるか、の方が、はるかに気になります。
     学校にできるのは、所得を増やすモーティベーションを上げることではなく、異なる背景を持つ子どもと友だちになるように誘導することです。友だち次第でギャングにもなるし、起業家にも科学者にもなります。


  • NewsPicks 編集部(シリコンバレー支局長)

    とても面白いネイチャーの論文でした。

    結果はなんとなくスッとわかる感じがします。周りに目標となったり、それを導いてくれる人がいれば、良い影響を受けることができるということなんですね。

    でもそれがどれくらいの割合で必要なのか、という時にこの論文では「友人の70%が裕福な生活をしている地域で育った場合、貧しい子どもが将来得る所得は20%増える」と導き出しています。

    多様性が大切だというのは、こういう格差をなくすという意味でも重要なのだと理解しました。ただ、この論文で指摘されていてとても重要だなと思ったのが、多様性のあり方です。

    どんなに多様性を取り入れたとしても、それだけではダメだということです。きちっと自分と違うバックグラウンドの人たちが「交流してこそ」効果が生まれるのであり、本当の多様性の価値が出るのだということです。

    その一方で、論文にもありますが、自分と経済的なレベルが同じような学校に子どもを通わせたりする親も増えているとして、格差がさらに働きやすい社会の動きも確かにあります。

    この辺り、格差を解消するように働きかける面白いスタートアップなど出てこないかなと期待してしまします。


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    株式会社Mined 代表取締役

    実感している人は多いかと思う事象が研究でも示されています。

    どのような交流が良いインパクトをもたらすのか、細かい部分が気になります。例えば交流がないと得られなかった情報、そもそも考慮しなかった可能性など色々な要素があります。

    あとは、富裕層にとっても多様な人との交流によって生まれるメリットが何なのかも気になります。


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