中国、台湾包囲の軍事演習最終日=米議長訪問に反発、威嚇継続か
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ペロシ米下院議長の訪台を受けた4日間の演習日の最終日。本番を見据えた史上最大規模といわれるミサイルを駆使した「台湾封鎖」の演習は計画通りに進んだようです。これまでの中国軍の演習も4日間で実施されているものがほとんどでした。日本のシーレーンが集中する海域での演習がさらに数週間、数か月続いたらどうなるのか。今回の中国軍の演習の最大の教訓は「台湾有事=日本有事」ということでしょう。日本がこの演習からどのような教訓を学び、対策を打ち出せるのか。それほど時間は残されていません。
中国はペロシ議長が台湾に滞在中の8月3日未明に4日間の軍事演習を実施する旨を公表しました。今のところは、その路線に基づいて現状は推移しているわけですが、本日13時(日本時間)に演習がどう終了するかが一つの焦点。そしてより重要なことは、中国が発表していない行為や現象が台湾周辺でこれからどう展開されるか。
予定された軍事演習が終わったとしても、予期しない潜在的危機は続くと見ています。「ペロシ様、ありがとう」と、中国ネットでは散見します。
最大の功績は台湾周辺をすべて封鎖する軍事演習をする要因を作り出したからでしょう。
そもそも訪問によって中国の軍事演習を引き起こすなど予測していたし、それを見据えたうえでの訪問であったでしょう。
中国はアメリカと戦争する気はないが、台湾を統一していくことだけは考えています。とくに武力で統一する場合、何らかの契機が必要です。ペロシは政界から引退する直前に、歴史的使命感をもって渾身の力でその契機を作りました。中国のネットでは本気でそのペロシを感謝しているとも思われます。