海外移植で臓器売買か、都内ＮＰＯ法人が仲介…術後に日本人患者が重篤に

コメント

注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2022年08月07日

  トルコは臓器移植の世界的なハブですが、このことは、トルコがシリアやアフガニスタンからの数百万人の難民を抱えていることと深い関係があります。
  　ただし、トルコでは、臓器を売買することは、一応は禁止されています。そのため、手術自体は近隣のブルガリアやこの記事のキルギスタンのように、法律の網の目を潜り抜けやすい国で行われたりします。
  
  臓器移植がすぐに可能で、値段も格安、というようなうまい話は、それなりの裏があります。
  　臓器の出どころ、合法性の問題、病院の技術を含めた安全性、などのリスクがある場合が多いです。
  　しかし、トルコのシンジケートなどがアレンジしているこういう、富裕層でなくても利用できる早くて安い臓器移植、は、メディカル・ツーリズムの代表的商品の1つとして世界中に利用者がいます。
  　富裕層が利用する早くて安全な臓器移植は、別にあります。
  
  イスタンブールで違法な臓器移植ネットワークが摘発される
  https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_56458/
  
  渡航臓器移植で邦人2人死亡 ブルガリアへ、業者仲介
  https://t.co/6AExTFRblI
• 小島 武仁

  東京大学経済学部教授 東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)所長

  ・2022年08月07日

  臓器売買はイラン以外の全ての国で禁止されていますが、それでも（というか、それ故に、というところもあるかもしれません）違法な売買も起きるということでしょうか。
  
  売買が禁止されているという制約の中で、では「お金を使った売買」をする代わりに上手な制度設計によってなるべく多くの患者が腎臓移植を受けられるようにしようという「腎臓交換」などと呼ばれる手法があります。これの発明者の一人ロスさんの本↓はおすすめ
  
  https://style.nikkei.com/article/DGXKZO02326220U6A510C1MY5001/
• 薬師院 仁志

  帝塚山学院大学 教授

  ・2022年08月07日

  アメリカの事情については、数年前に報じられている。
  https://jp.reuters.com/article/special-report-us-body-trade-part2-idJPKBN1D00YR