プーチン氏、穀物輸出仲介のトルコに謝意 抱き込みか
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自国の利益優先と考える2TOPの醜いWIN-WINと見えます。
しかし、もしかして
エルドアン大統領がプーチンにの懐に入り込めれば、終戦の落としどころをサジェストできる唯一のキーマンになるかもしれませんね。
そういう意味で、NATOも「ふざけるな!」とは言えないのでは?
素人の憶測です。
注目のコメント
この首脳会談で、トルコはロシアからルーブル払いでガスを輸入することにも同意しました。
ロシアとしては、ドイツなどのヨーロッパ諸国にガスを売り続けることもできますが、プレッシャーをかけるために、供給量を減らしています。これから冬に向けてヨーロッパ向けのガス輸出を減らしていくことも想定すれば、他の輸出先を増やしておくことが望ましいです。
トルコなら、パイプラインもつながっているので低コストで輸出できるので、申し分ありません。ルーブリ相場まで支えてくれるという申し出です。
トルコとしては、ロシアからガスを大量に輸入して、それを他国に輸出して利ザヤを得てもいいでしょう。エネルギー危機に際して、影響力を拡大できます。
ロシアから見て、トルコは、イランと比べるとそこまで親密な同盟国というわけではなく、利害対立するところもあります。
シリアでは、ロシアとイランはアサド政権の後ろ盾で、トルコは反アサド政権勢力の後ろ盾です。
ロシアはアルメニアの後ろ盾、トルコはアゼルバイジャンの後ろ盾ですが、アルメニアとアゼルバイジャンは戦闘中です。
ロシアとトルコの関係は、それはそれ、これはこれで、win-winになれる案件については手を握り合う、というものです。
ロシア・トルコ、ルーブルで一部ガス支払いへ 首脳会談で合意
https://jp.reuters.com/article/russia-turkey-erdogan-gas-idJPKBN2PB1L7プーチンがトルコを抱き込むほど、エルドアンという人は甘くない。むしろ制裁を受け、国際的に孤立するプーチンの弱みにエルドアンがつけ込み、黒海の出口という鍵を握っていることを改めて示したエルドアンが取り込んだ格好だと思う。
トルコのしたたかさには本当におそれいります。NATOの加盟国でありながら、欧米主導の対露制裁に加わらないどころか、先日テヘランでプーチンと会ってから3週間もたたない間にエルドアンはプーチンと再び首脳会談を行い、ロシアとトルコ間でエネルギーや貿易含め政治経済関係の全面的な協力を強めていくことを発表。
フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に合意すると言って米国にF-16のトルコ売却を認めさせておきながら、最近も北欧2国がクルド問題でトルコとの約束を果たさないのであればNATO加盟に反対すると言って、引き続きこのカードを最大限に使っています。
穀物輸出仲介でも世界にとって重要な役割を果たしていますから、欧米諸国はトルコにこれ以上圧力を与えることができず、それを知っているトルコはやりたい放題、独自の外交を展開しているようます。
バイデン政権にとっては本当に頭の痛い「同盟国」だと思います。