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日本で働く国民の賃金の源泉は、日本で設備投資し、日本で人を雇い、日本でモノやサービスの価値を生む企業の生産活動です。日本企業が外国に出ていろんなモノを生産して世界と日本に売って稼いでも、日本で働く国民はさして豊かになれません。エネルギーの使用制限が日本に根を張って富を生む企業の生産活動を止め、日本を貧しくすることは間違いありません。政府が恣意的にエネルギーの使用を止める不安定さが講じれば、日本企業が生産拠点を海外に移し、外国企業はなお一層日本に入って来なくなるでしょう。
積極的な設備投資で今や世界1のLNG供給国にならんとするカタールと良好な関係を築き、20年以上にわたり日本の年間使用料の1割に当たる量を輸入する大型契約があったのに、21年に契約が切れる際に更新を拒絶して「今後何が起きてもカタールは知らない」と同国を怒らせたのが残念です。いろんなことに補助金を出すなどして企業活動に介入する政府が、エネルギーという日本のアキレス腱に当たるところで座視したことが悔やまれます。
エネルギーの輸入に制約がかかれば節約するのは避けがたいところですが、日本の衰退を防ぐには、日本を支える効率的な企業と産業に優先的にエネルギーを回すことが肝要で、そのためには価格メカニズムを有効に働かせることが必須です。間違っても、電気代を抑制して国民の不満を抑えるため、日本経済を支える企業の生産活動を政府が恣意的に止めることだけはしないで欲しい。
輸入に頼る原油や天然ガスにはこういうリスクがあるから、日本は原発の活用を急ぎ技術を磨いたのです。「冬には最大9基の原発が活用できるようにする」と言って政府は恰も原発活用に舵を切った振りをしていますが、9基というのは既に稼働実績のある原発と同数で、足元で稼働数が少ないのは定期点検等で止まっているものがあるからに過ぎません。日本には33基の原発があるにも拘わらず最大9基というのは、殆ど何もせずとも達成できる “瞞着”です。
何かというと規制に走る我が国ですが、如何にすれば日本で企業が自由に活動してGDPを生み出すか、という視点で政策を考えることが日本を豊かにする上で大事であるように思います。
エネルギー政策を失敗しました。そのため使用制限令を守らないと罰金です。どうしても電気もガスもこのように感じてしまいます。
311で原発が止まりエネルギー政策が膠着していたら、今度はロシアの戦争の影響が及んできた。災害、疫病、戦争という大きな外的要因のリアリティーに対応し、エネルギー、食糧、通信など根幹の政策を見直す時期と思います。
価格メカニズムで対応できないの?
ガス消費の節約策の一環として、政府は使用量が多い企業を対象とした使用制限令を新設。秋の臨時国会でガス事業法改正を目指しています。電気についてはすでに、電気事業法で政府が大企業に対し使用制限を命じることができる規定があり、故意に違反した場合は100万円以下の罰金が科されます。