テック企業の成長が早い理由
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私が前職のトリドールにいたのは2014-2020年ですが、苦労して新店を出店し、日々お客様を迎え、日本のみならず積極的に海外へ展開しましたが、その横でテック企業がどんどん成長していくのを見て、内心うらやましく感じていました(笑)
その後、駐車場マーケットプレイスのakippaに参画し、改めてテック企業の成長がなぜ早いか?を考えていた時に、東大の松尾豊教授が説明されていた「複利計算」の考え方を見て、「これだ!」と思いました。
しかしながら、非テック企業のトリドールでも「複利計算」的な思考、行動をしていて、不思議な共通点を感じています。そんなデジタルとアナログの狭間から考えたことをまとめてみました。ものづくりは極めて重要な基幹産業ですが、工場の設備投資のみならず、材料の仕入れ=>販売という中でどうしてもworking capitalが増大化して、資金管理が大変なスタートアップには経営の難易度が上がります。その点デジタル系テックベンチャーですとそうした負担が少なくスケールしやすい為、成長率が高まるのは自然です。
そこで、すでに長い時間ものづくりをしてきて製造のプラットフォームを持っている大手企業と、革新的技術を提供する技術スタートアップがもしうまく連携できれば、ものづくり関連産業でも早いスケールアップができるのではないかという仮説を持っており、そうした取り組みの実現に向けて私も日々、試行錯誤しています。