ソフトバンクGが3兆円近く調達、アリババ株の先渡売買契約で-報道
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ソフトバンクは、事業会社のようで、投資銀行のようである。
イスラエルでは、ソフトバンクが出資の際、日本の銀行がイスラエル企業に出資!という間違った報道がされたことがある。
ソフトバンクは、銀行ではないが、出資すると伝えたところ、
あながち、間違っていないとイスラエル人に冗談を言うと、大うけしていた。
それにしても、失敗しても失敗しても次の投資に行く野心には毎度驚かされる。
注目のコメント
何年も前からやっている、このいわゆるアセットバックローン等と言われるアリババ株担保の資金調達は。ただ「半分余りを売った」という表現は微妙に誤りだろう。条件発動によって担保を取られたり取られなかったりするが保有はしている故。ちなみにこれはずっと前から開示もしてるし確かに財務上はアリババ株の持分表記はこのファイナンス考慮後でカウントされている。
まあアリババはピーク価値の1/3まで下がっているし、かの国の国家体制VSビッグテック達の今の状況を鑑みても当然でしょう、むしろ幹部に「売りましょう」と迫られ唸り続けてきた御大将の様子が目に浮かぶ。
ちなみにバークシャハサウェイ的な超長期ホールド型投資会社になった、というのであれば、アリババのようにメガ化し終えた会社は、安定的なCFを産むならという前提でホールドが正しいのであって、国家の強制力により突如企業価値が1/3になるような会社はとっとと売って次なる倍率を求めるのが正しいはず。創業者の理屈を超えた執念とは良くも悪くも、会社を上にも下にもレバレッジするものである。1. 精緻な数値は決算発表で出てくるのでしょうが、ぱっと見をすると、三月末のBABAの実質持分は5.2兆円程度。追加で3兆円調達ということはこの金額を追加で先渡契約により将来売却することを意味している模様。だとすればかなりの削減額かな。
2. 規制環境の不透明性、米国上場維持の不確実性、そして業績の伸び悩みを考えると、盟友ジャックマー氏なきアリババ株の現金化は納得できる。
3. 米国上場廃止のとき、この契約はどうなるのか。
4. 問題は資金使途。負債削減か、自社株買いか、それとも新規投資か。個人的には適任の後継者を見つけて新規投資に向けてほしい。しかし、実際にはリスク削減という名の下に負債削減と自社株買いを行い、非上場化という選択肢を残すことになるのかな。