協働に優れたチームを育てる5つの秘密
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チームを成功させる5つの秘訣として挙げられているのが
1. 説得力のある理由を作る
2. 信頼を構築する
3. インクルーシブ(包摂的)になる
4. 失敗も生産的に活用する
5. 良いことを声に出す
確かに大切とは思いますが、簡単ではないですね。私の大学でも学生のチームワークのスキルを磨くため、チームワークを多くの授業で取り入れたり、チームワークのセミナーを開いたりしていますが、それでも、ものすごく上手くいくチームと、もう全然絶望的なチームができてしまいます。教える教員も、自分の学術の専門分野と離れていたり、そもそも自分がチームプレーヤーでない人もいるので、上手くいっていないチームを効果的に助けてあげることができないことも多いです。とはいえ、基本的に学期・クラス限定のチームなので、色々なチームで成功も失敗も経験することが大事なのかと思います。また、チームワークのこういう部分が大変だったけれど、それをこうやって克服しました、という成功体験があるとジョブインタビューなどでも話す内容ができていいのではないかと。これはごもっとも。しかし難しいね。なかなかこれが出来るチームメンバーにはならない。
ならない理由は分かっているんですけどね。分かっているけど、ではこれが出来るチームにするための労力(コスト、時間)と、そういうチームに出来た後の成果を考えた時に、どうしてもメンバーシップ型の人材戦略をしている日本企業だとバランスが悪いのですよね。育てた人が異動したりするし、育てている途中で異動されたりして、ゼロに戻されるから。説得力のある理由を作るには、勉強が必要です。信頼を構築するには信用に足る行動が必要です。これらが回ってインクルーシブが成立していくでしょう。その過程で失敗も生産的に活用すれば1の説得力に還っていくハズ。そういうことをちゃんと声に出していけば、自然と人や物事の回転が良くなっていくもんです。
協働で優れたチームが育たないところは、相手を尊重しないで自分勝手に判断して行動しちゃう人がいるからです。そこには個人的な感情で暴走しちゃう人もいます。この欠点がチームの不和を産みます。大概、こういう人は不勉強なので、平気で人を攻撃したりする。仕事を仕事として進めないで一縷の感情で処理しようとする人に多いのではないでしょうか。
マトモな組織ならそういう人って、だんだん居場所がなくなっていっちゃったりするんですけど、類友で数人集まったらそこでまた問題が発生するんですよね。