インスタグラム崩壊。10億ユーザーの巨大なSNSを蝕む危機の正体
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この記事で指摘されているような事は、当然Facebookが誰よりもよく認識していて、だからこそこの規模の企業にしてはありえないような全振りギャンブルで、メタバースに突っ込むと言わざるを得ないほどお尻に火がついていると言うことですよね。
現状でFacebookの収益はGAFAMの中でも際立ってSNS広告(つまりはトラフィック)に偏っていて、かつ既にほぼInstagramオンリーで生かされているような状況のはずです。これで今後数年でInstagramが急速な下降線をたどるとすると、Facebookが急速にオワコン企業になっていくシナリオが見え始めているということになります。かといってプラットフォーム企業として情報を裏でマスに抑えることによるビジネスにあまりに特化してしまったがために、新しいビジネスのパラダイムシフト、例えばPtoPの非中心的PFの構築には企業体質として動けません。すでにFacebookは、バブル後の日本企業のジレンマに陥りつつあると言えるように見えます。
マルチモーダルでかつマルチユーザーによる双方向コミュニケーションをより促進していくことがメタバースの本質だとすると、そこには必ず現在バーチャル側に特化しているコミュニケーション空間の、物理空間との接続と言うパラダイムが入ってきます。GAFAMは特殊なIT機器以外、生活の日用品や建築や都市といった環境全体の製造やベタな取り扱いには未だ全くノウハウを持てていない中、まだ物理空間での生産や実装、製造に1日の朝が残っている日本企業は、今こそ責めどきなんですけどね。
注目のコメント
SNSの細分化だと思えばいいのではないかと思います。デジタル時代に全ての年齢層が同じSNSを使うのはそもそも無理な話。
今のインスタグラムの主なユーザーは30代、40代だと思いますが、ユーザーがこれ以上増えないとしても10億ユーザーを大事に、今のユーザーがもっと楽しく使えるものにしていくのがいいと思いますけどね。若者層をターゲットにしたら既存のユーザーが離れてしまう可能性も高いですし。個人的にはTikTokやSnapchatよりインスタグラム派です。若い世代はARPUが低く、多くのビジネスで(特に現場マネージャー層などの戦術を司るポジションから)軽視されがちですが、スケールの鍵を握るのはこの層であることは、歴史的に見ても明らか。またジャイキリ的なサービス革命も、t層のマインドシェアを奪った事業者が成し遂げてきましたね。移り変わりやすすぎる層でもあるので、がっちりホールドすることは至難の業です。この記事は少し極端な感じもしますが、この層の動きに関して注目するクセはつけたいなと思っています。