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どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
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日本で2022年7月29日にサル痘への転用が認可されたワクチンは、オルソポックスウイルス属のワクシニアウイルスを弱毒化して作成された「生ワクチン」と言われるタイプのワクチンで、本来は天然痘ウイルスに用いられるものです。日本では日本の企業が生産、日本国内でも少数備蓄されています。

日本の天然痘ワクチンが製造された最初の年は1945年と相当に昔です。現在その日本の企業も生産を拡大させる見解を出していますが、生物学製剤の場合製造には数か月かかることが普通です。

これまで日本で通常使われていたワクチンは日本政府が管轄しているもので、天然痘ワクチンについては季節的ではありませんが、インフルエンザワクチンなど季節的に製造されているものが多くあります。このワクチンは外国で評価できる臨床試験を行っていないために、天然痘ワクチンが不足する米国が急に使用することはできません。また、米国で不足しているワクチンと日本で使われているワクチンは異なるため、日本で不足している事実もありません。
ニューヨーク州では全米の3割にあたる1300人以上の感染者が確認されるなど、感染流行地域となっています。ニューヨーク市内の病院で勤務していますが、救急外来などでサル痘を疑い検査を提出するという患者さんも増えてきました。コロナよりも潜伏期間が長く、接触感染や飛沫感染以外にも性的な経路の感染も考えられており、じわじわと拡大してくることが予想されます。
NY州のホークル知事が「サル痘」の感染が州内で拡大しているとして非常事態を宣言をしました。ワクチンの供給が追いついていないとのことです。