サル痘拡大 WHOが性交渉相手の制限呼び掛け
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AIDSも、男性同士の性交渉から始まりました。
結局、感染しやすいかどうかだけの問題で、男女間でも、あるいは性交渉でなくても、感染していくのではないかと思っています。
まだ、詳細はわかりませんが・・・・
注目のコメント
>偏見と差別は「ウイルスと同じく危険」であり、流行を加速させる可能性がある
まさにその通りで、そういう意味では、先日もコメントしましたが、男性と性交渉する人がサル痘に感染した後に助成と性交渉して女性が感染することもありうるので(ただし男性同士の方が粘膜が傷つきやすいことからサル痘に限らず感染しやすいのは確かですが)、
>男性間性交渉者が当面の間、性的パートナーの数を減らし、新たなパートナーとの性交渉を考え直し、必要に応じて連絡を取れるように連絡先を交換することが含まれる
とありますがこの主語は『男性感性交渉者』に限定せず広く一般的に言えることです。
そして、リスクを下げる、という意味ではパートナーの数を減らすことも有効ですが、少数ならよいというわけではなく本来は『不特定』の人との性交渉は避けるのがサル痘に限らず大事です。
そういう意味ではこのヘッドラインは主語を限定していなくてよいなと思いました。サル痘が唾液や精液などを介して感染が広がるかどうかは明らかになっていませんが、「性交渉に関連して」というのは、そうでなくとも性交渉中の接触により感染伝播が起こっているということです。
このため、サル痘は性感染症と分類されているわけではありませんが、一般的な性感染症への対策という意味でも、コンドームを使用していただく、不特定多数との性交渉を避けるなど、性感染症に有効な対策は意義が高いと思います。
なお、すでに感染者数が1000人を超えているニューヨーク市では、サル痘予防の方法として、以下のようなことを提案しています。これが市民に響くとは思いませんが、突っ込んだ内容になっています。
1) あなた、またはあなたのパートナーが体調が悪い場合、特に、新しく予期しない発疹のある場合は、性的な接触や密接な身体的接触を避けてください。医療者と話をするまでは、クラブ、パーティー、集会を避けてください。
2) 体調の悪いときに性交渉をすることを選択した場合は、キスやフェイストゥフェイスの接触を避けてください。 また、すべての発疹を衣服または密封された包帯で覆ってください。
3) セックスやその他の親密な行為の前後に、手、大人のおもちゃ、寝具を洗ってください。以前のサル痘の記事でも書きましたが、男性同士の場合、
1.妊娠の可能性がないためコンドーム使用率が低い
2.コミュニティ内の多数の接触が多いこと
3.肛門は性器でないため行為で傷が付きやすい(出血=血液感染)こと
が挙げられ、かつて赤痢アメーバなどでも特定のコミュティや性的嗜好は重要なファクターではあります。
決して男性同性愛者を差別する理由ではなく『感染リスクが高い』ということです。
HIVにおいても先行して男性コミュニティに蔓延した理由の一つですし、昨今のLGBT配慮は重要ですが、これと感染リスクは切り分けて考える必要があります。
なおげっ歯類からも感染リスクがあり、寝具などを介して感染する場合もあるため、全ての感染者がそういった行為をされているのと誤解してはなりません。