7月29日に新規上場 エアークローゼットCEOに聞く「今、上場する理由」
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時価総額70億円であれば今の市場環境でもIPOは可能です。大型IPOは海外投資家の参加が必須で、かつ直前ラウンドに対するバリュエーションというステークホルダーの調整が必要。
エアークローゼットは大きな資金が不要であれば、IPOする選択肢は十分考えられます。ただ、大きく売出しせずオファリングサイズを絞っていることで、VC系投資家、そして14.3%を保有する第二位株主のモノフルが90日1.5倍ロックアップです。典型的Small IPOのフォーマットです。
注目のコメント
株式市場、特にグロース銘柄の評価は昨年と比較して厳しい状況です。IPOのサイズによってとり得る選択肢が異なってくるオファリングストラクチャーが上場後の投資家コミュニケーションに与える影響や、ビジネスモデルによっては資金調達額によって成長投資という選択肢が変わることは否めません。
一方で上場ゴールではないという事や、IPOという企業成長のための手段における優先順位によっては、現在のような市況でIPOを推進するということも経営判断として合理性はあると思います。
待ったからといって市場環境が好転するか不透明な中、上場準備を続けることは経営の選択肢を少なくすることにもつながり兼ねないリスクもあります。厳しい市況ですが、エアークローゼットはtoCを軸としたサービスなので、難しい判断だったと思いますが、IPOを選択するというのは強い意思を感じました。仮に上場せずに資金調達する場合もそもそも国内投資家の層が薄いレイターステージなので、そちらもかなり厳しい選択になっていたと思います。
そんな状況なので、エアークローゼットはパブリックカンパニーとして長期的にファッション業界を変革していくんだ!というのが伝わってきて、これからの事業拡大が楽しみになりました。
上場承認時の記事
ファッションサブスク「airCloset」、東証グロースに上場へ
https://newspicks.com/news/7232206