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へルソン州全体、となると、クリミア州に接するところまで取り返すということになるので、9月末までに達成するのはむずかしそうです。
 州都であるへルソンを奪還できるかどうかが、戦果の象徴的な大きさを決めるでしょう。

ウクライナ軍のへルソン反攻、というのは3月半ばからずっと続けられていますが、一進一退というのがせいぜいのところです。
 へルソン州は、ウクライナ領の中では比較的西部にあり、他の戦線に比べるとロシア本土から遠く、ロシア軍の補給がむずかしく、ウクライナ軍の補給が有利、といえます。
 ウクライナ軍が戦果を挙げるとしたら、まずへルソン州が妥当ですが、州都へルソンまで到達するのは当面はむずかしそうです。
 他の戦線でもそうであったように、川が、これまでロシア軍を足止めするうえでウクライナ軍の大きな味方になってきました。ドニプロ川を渡河して北上してきているロシア軍を川の向こうに押し返す、というところまでがまず達成せねばならない目標です。ウクライナ側が渡河してへルソン市まで到達できるだけの戦力は、おそらく無いでしょう。

他の戦線、現在は最大の激戦地となっているドネツク州では、ロシア軍が着実に進んでいます。
 バーフムト市(人口8万人)は、すでに市街戦になろうとしており、バーフムト市をめぐる死闘が、今週の戦局の中心になるでしょう。
 ウクライナ側としては、へルソン州だけでも、領土を奪回できている、という実績を示したいところです。
ロシアが支配→戦線が移動→ウクライナ軍が反転攻勢→占領地奪還、というサイクルが繰り返されそうな予感。そうなると、戦争の長期化は不可避。
おそらく数日中に、ヘルソンに関しては驚くべきニュースが来るだろうね。南部地域の情勢を追っている人なら、これまで南部で何が準備されてきたか、分かってるはず。
戦は侍、戦闘というものは、軍隊がやるもの。それが総力戦になって、戦闘が嫌いなものまで巻き込まれるようになった。ウクライナでも、戦闘が好きな人もいれば、戦闘に巻き込まれるのを嫌がる人も少なからずいるはず。中東やバルカン半島でも同じことが起きたのでしょうが、結局政治家の意地の張り合いで、無駄な市民の死者数を増大させて、最後はおさまるところにおさまるのです。
「ウクライナ軍が反転攻勢を進めるロシア支配地域の南部ヘルソン州について、同州行政顧問のセルギ・クラン氏は24日、ウクライナのテレビ局のインタビューに、「ヘルソン州は9月までに完全に解放される」と述べた。AFP通信が報じた。」
米国からの兵器の支援もあり、ウクライナ軍が善戦しているようです。