欧米で急拡大のサル痘感染、98.8%が男性 日本での対策は
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サル痘ウイルスは、記事で指摘されるように、今までのところ98.8%が男性、しかも比較的若い男性に集中しています。幸い多くが軽症なのは、この世代に流行しているからという理由もあります。
性交渉に関連した感染伝播が大半であることから、感染はコントロールしやすいという楽観的な見方もできますが、悲観的な見方もできてしまいます。
現在すでにこれまで感染流行のなかった70カ国以上の国で16000人以上の感染者が出てしまったことから懸念されるのは、それらの国での動物への広がりです。これまではアフリカに留まっていた「動物から人へ」の感染が、今後は多くの国で起こるようになる可能性があります。
そうした際に、この感染症はコントロールが非常に困難になります。また、動物との接触は老若男女関わらず起こるため、これまでのように「流行地で動物との接触を避ければ」という考えでは止められなくなってしまいます。少し長い目で見ると、重症化リスクの高いお子さんや妊婦さんへの感染拡大も懸念される状況が近い将来訪れる可能性があります。
これは決して軽視できるものでもなく、そうなってしまうと誰にとっても全く無視できない病気になります。そんな状況が生まれる前に、各国が協力して対策しなければならないという判断だと思います。男性同士の場合、
1.妊娠の可能性がないためコンドーム使用率が低い
2.コミュニティ内の多数の接触が多いこと
3.肛門は性器でないため行為で傷が付きやすい(出血=血液感染)こと
が挙げられ、かつて赤痢アメーバなどでも特定のコミュティや性的嗜好は重要なファクターではあります。
決して男性同性愛者を差別する理由ではなく『感染リスクが高い』ということです。
HIVにおいても先行して男性コミュニティに蔓延した理由の一つですし、昨今のLGBT配慮は重要ですが、これと感染リスクは切り分けて考える必要があります。サル痘感染者数は新型コロナウイルスの感染者と比べてら桁違いに少ないですが、もうWHOは緊急事態宣言を出したんですね。
それほど重症化しないようなので騒ぎすぎなきがします。
WHOは新型コロナウイルスの時、緊急事態宣言が遅れ、世界に拡散させてしまった反省をしたのでしょう。
しかし、今回はどうなんでしょうか。