バイデン大統領コロナ陽性 軽症アピール、隔離で執務
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バイデン大統領は高齢者という悪化のリスクがありますが、4回ワクチン接種済みであり、重症化するリスクは低いと考えられます。ただ、発症後1週間ほど経過してから重症化するパターンも多いため、今後の経過を見守る必要があります。
BA5に関連した感染爆発が起こっている日本とは対照的に、米国のコロナ感染者は最近2ヶ月は横ばい~やや上昇傾向という状況です。私が勤務するニューヨーク市では1日に4000人ほどの感染者が出ており、最近少しずつ増えてきていますが重症者数は多くなく、医療逼迫には至っていません。BA.5の感染拡大を象徴するようなニュースです。なお、バイデン大統領はすでに4回接種済みであり、症状は極めて軽微であるとのことです。
4回接種の感染予防の上積みの効果は約1ヶ月程度にとどまります。米国では、4回目接種の開始が先行していましたので、日付が経過していることが予想されますし、4回接種後でもこのように感染することがあります。
しかし、重症化予防効果は維持されており、症状を軽微にすることにもワクチンが一定の役割を果たしてくれていることが推測できます。
なお、日本国内における4回目接種対象者は以下の方になります。
•60歳以上
•18歳以上で重症化リスクありワクチンは効いているでしょうが高齢者なので動向を見守る。ところでワクチンの感染予防効果については限定的だが重症化を予防する効果はそれなりにあるというのが多くの認識だろうと思う。ところが反ワクチンの人たちの中で『重症予防効果はないどころか逆効果』という人たちがいます。
特に浜松のデータを利用した青山さんのツイートが有名です。
https://twitter.com/my_fc1/status/1548950399444721664
ですがこれは統計や数学の世界で知る人ぞ知る。シンプソンのパラドックスというものなので、気になる人は信じる前にお勉強しましょう。
【例】重症化を1/2にする効果があるワクチンがあるとします。高齢者の方が10倍重症になりやすく、若者の接種率が1割、高齢者の接種率が9割みたいなケースならこうなります。
A 若 者:1000人=接種100人(重症1人:重症化率1%)、未接種900人(重症18人: 重症化率2%)
B 高齢者:1000人=接種900人(重症90人:重症化率10%)、未接種100人(重症20人:重症化率20%)
ですがこれをAとBを混ぜると・・・接種1000人(重症91人:重症化率9.1%)、、、未接種1000人(重症38人:重症化率3.8%) となり、さもワクチン接種した方が重症になりやすい・・というような結果が出てきてしまいます。
P.S. 反応があったので追加情報。ワクチン接種した高齢者の方が未接種の若者より重症化しやすいことによりおこるバグで、全年齢を統合してしまうとダメだってわかりやすいのですが、これは60才以上といった高齢者のみをあつめた場合にも起こり得ること。
https://newspicks.com/news/7326798?ref=user_3372374