アリババ幹部を中国当局が呼び出し、警察データ大量窃盗に関連-DJ
コメント
選択しているユーザー
いや、この件は中国国内のホワイトハッカーの分析によりますと、単なる「データ保管用のクラウドサーバーの警察側のIT担当の設定ミスにより、本来権限で守られるべきデータがパブリックでも見れる」というヒヤリ・ハット事案です。
サーバー提供者のアリババを呼び出されても、何の意味もありません。
注目のコメント
アリババを含めたIT、イノベーション企業の処遇を巡って、鄧小平時代の延長である胡錦涛時代(2003~2012)の「野放し」から未知数に浮かぶ習近平時代(2013~20XX)の「呼び出し」へ。民主選挙のない中国で、政権が代わるとこうもかわってしまうのかという実感を新たにしています。ビッグデータ、AI、サイバーセキュリティ、米中対立、経済安全保障といった要素が、「呼び出し」の背景と構造を一層複雑、深遠にしていると言えるでしょう。
この記事が正しいとするならば、そもそも10億人の住民情報とは中国の人口全体になるわけで、上海の警察のネットワークは、全国民の情報につながっているということだろう。
それらを警察が持っていること自体が、デジタル監視国家たる中国の今日を表している。そして、アリババがその大量窃盗にかかわっているとは、どうしても考えられない。そもそも、中国のインターネット法では、民間IT業者のあつめた個人情報を、政府は見る権利があるとしている。その逆をわざわざこの時期にアリババがすることはありえない。
2010年代前半までは、ある程度自由にやらせていたBATH に対してのしめつけの一環でより政府がネットでの主導権を握るためのステップということなのだろう。Alibabaの責任はなんだろう?
本件のデータサーバーとかだろうか?一方で、元々のジャック・マー氏の文脈からスケープゴートになっていないかという観点でも今後のニュースフローに注目。