英紙が「安倍晋三と統一教会の関係」に迫る─それは祖父・岸信介の時代から「公然の秘密」だ
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殺人事件は殺人事件として、被害者が元総理大臣であれ、刑法に基づき検察が立件し、裁判が行われるべきです。
一方、統一教会と自民党、その中でも清和会、さらにその中でも岸信介氏とその後の3代に渡る密接な関係は、十分に検証される意義のある問題でしょう。別に今回の殺人事件を契機にする必要はありませんが。
以下は、統一教会の政治部門、国際勝共連合のウェブサイトにある解説です。
「その創立の経緯は次の通りだ。67年6月、日韓両国の反共首脳会談が実現し、韓国側文鮮明師、劉孝元氏、日本側は笹川良一氏、児玉誉士夫氏代理・白井為雄氏、市倉徳三郎民らが出席して、山梨県本栖湖畔で「第1回アジア反共連盟結成準備会議」が開催され、勝共運動日本受け入れの合意が成立」
「翌68年4月、本栖湖会談の精神に基づき笹川良一氏を名誉会長に迎え、久保木修己氏を会長とし国際勝共連合を結成した」
https://www.ifvoc.org/seikyo.html
この後に、「こうした背景の下、日本でも岸信介元首相が名誉実行委員長となり74年5月7日東京・帝国ホテルで行われた「希望の日晩餐会」」という文章があったのですが、消されていますね。国際勝共連合のウェブサイトのかなりの部分が削除されています。この「希望の日晩餐会」は、文鮮明氏の日本歓迎会、講演会でした。
統一教会の日本での受け入れ体制の筆頭は日本船舶振興会会長、笹川良一氏でしたが、政治的後ろ盾は岸信介元首相でした。
統一教会は、自民党、特に清和会に政治資金の提供だけではなく、多数の秘書を無償の労働力として自民党議員に派遣する等の協力を50年に渡って続けてきています。
文鮮明氏は、
「まず秘書として食い込め。食い込んだら議員の秘密を握れ。次に自らが議員になれ。」という訓示を行っていたそうで、実際、議員になった元秘書もいます。
統一教会と自民党の関係は、相互依存であり、自民党の側からは、統一教会が日本で活動するうえでの口利き、保護を提供していました。
外国の宗教団体が、日本で違法ともいえる活動を60年以上続け、毎年300億円~1000億円の献金を集めて外国へ送金してきた、というようなことは、後ろ盾があって可能なことでした。
多くの日本人が破産した統一教会の活動と、岸信介氏を中心とした自民党の一部に関係があったかというと、それはあったでしょう。Twitterで甲南大の田野先生が
「民主主義の危機」というよりは「政教癒着の危機」
とおっしゃっているが、まさにそれ。外形的には民主主義の危機だが、実はそうじゃないだろうぬ(再掲)
岸信介からの縁なのは隠すまでもなく、公然の話なのだし
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/世界平和統一家庭連合
コメンテーター、政治評論家が知らないはずがない
もちろん容疑者の動機との関係は別にして