[シアトル 4日 ロイター] - コーヒーチェーン世界最大手の米スターバックス<SBUX.O>は4日、業績押し上げに向けた5カ年計画を発表した。国内数千店舗でアルコール飲料や夜食を販売するほか、ランチメニューを拡充。モバイル機器を使った注文サービスを打ち出すことも計画している。

当地で開催した投資家との会合で明らかにした。

オンライン販売の普及から、小売業界は実店舗への客足減に直面。スターバックスの売上高も伸び悩んでおり、新メニューやサービスの追加で、アピールを高めたい考え。

スターバックスは、ランチを中心に食事のメニューを拡充し、2019年までに米国内での食品の売上高を40億ドル超に倍増させることを狙う。

また、米国で展開する1万1900店舗中約3000店舗でビールやワインなどの夜メニューを追加し、あらたに約10億ドルの売上高を稼ぎ出すことを見込む。

新たなモバイル注文・決済システムを計画しているほか、数カ月後には屋台式コーヒー・トラックや、プレミアム・コーヒーを取り扱う「リザーブ」店舗を出店する見通し。

2019年度の売上高は約300億ドルと、2014年度(9月28日まで)の160億ドルから増加すると予想。

また、中国での店舗数を2019年までに倍増させ、3000店超にする計画を明らかにした。