北米でコミックが爆発的人気 2021年売上は過去最高2800億円
コメント
注目のコメント
北米伸びてますね。さらにフランスを中心にヨーロッパも同じく前年比50%とかで成長しているので、世界同時多発的に漫画カルチャーが伸びています。
伸びている理由ですが、実は今までが伸びていなかっただけだと僕は思っています。
紙をベースにした出版において、全国どこでも同じ価格で同じ日に新刊が並ぶ国なんて日本くらいで、北米を含め海外では本を手に入れるのがかなり難しいという状況がありました。
これが最近の電子書籍への転換などによってようやく世界と日本の土台が並んできたおかげで市場の伸びに繋がっているという状況になっています。
ついこの間、集英社もジャンプ+の作品について多言語同時配信をやると発表してましたし、日本のコンテンツが世界と同期するというのはさらに加速していきます。
問題は、世界のサブカルチャーの潮流において、日本の存在感は着々となくなりつつあることです。
近年は韓国や中国の伸びが凄まじく、特に韓国はピッコマのカカオやLINE漫画のNAVERなどが北米を中心にコンテンツ提供業者の買収を着々と進めています。
その動きの速さは、さすがと言えます。
ここにおいて、日本はまったく動けていません。
ウチは日本において唯一の原作コンテンツのスタートアップとして動いていますが、投資も集まりにくく、既存の大手もがんじがらめで動けていません。
日本において、コンテンツ領域は国益にとっても重要になるのは自明ですが、実際問題ここにリスク取って動いている人はほとんどいないというのが現実です。とにかく物凄い。
「北米のコミック出版は2020年から2021年にかけて60%増という前代未聞のペースで成長したことが明らかになった。売上高は過去最高を記録した2020年の12億8000万ドル(約1737億円)から約20億7500万ドル(約2816億円)へと飛躍した。」