北海港湾で貨物船渋滞、世界の輸送能力の2％に影響＝ＩｆＷ
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ヨーロッパでは，夏休みに入って港湾労働者の確保が難しくなっていることと，
ハンブルグでストライキがあった影響があると見られています．寧波，深センや香港などでは，コロナ対策と台風シーズンのおかげで混雑が起こっているという話が出ています．
アメリカを見ても，ロサンゼルス・ロングビーチ港で鉄道貨物の滞留が増加しています．まだ労働争議の影響があるわけではないのですが，今後に不安を残す状況です．東岸港も混雑を見せている状況です．
世界中にコンテナ港の混雑が広がっている状況で，ILWUの交渉も落ち着いていませんし，サプライチェーンの混乱が長引く可能性も否定できないです…
運賃については，22年に入って運賃は下がり相場となっており，今のところ混雑によるスペースの不足などは聞いていないので，これによって運賃が急騰するとか急落するといったことは当面はないのではないかと考えています．
もちろん，インフレの影響で住宅投資や消費が落ちれば，混雑は減りますが，望ましい解決の方向ではないように思います．
