【注目】TikTokの健康デマを暴く「世直しクリエイター」が熱い
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SNSの世界は虚構の世界。ビューを獲得するために、誇張、誇大表現が日常的になっています。みんなそれを楽しんでいる。
でも、こと医療に関する情報は誇大、誇張、フェイクであってはなりません。
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人々が求めているのはファクトではなくエンタメである、というのが不都合な真実なんでしょうね。偽情報を論破する世直しクリエイターの存在も、その情報の正しさよりも、勧善懲悪的なエンタメとしてウケているように感じます。
情報は切り取り方、受け取り方によって正しくなったりも間違ったりもする。正しさは一義的ではなく多面的なものだったりしますしね。
個人はそうしたFAKEとFACTが入り混じるメディア・情報の扱いに対するリテラシーをあげていくこと、社会はできるだけ多様性と包摂性を担保すること、プラットフォーマーは収益性と同時に健全性を保つガバナンスを働かせること、これが肝要かと思います。誰もが発信でき、また発信によってマネタイズができる社会での課題だと思う。
特に「シリアスさ」「誠実性」「断言・分かりやすさ」のバランスで、最適解や許容度は変わると思う。
病気など命に関わることは「シリアス」。だからそもそも規制産業になっている。
そのなかでも、研究・事実によって既に分かっていることもあれば、分からないこともある。また確からしいことや事実としては分かっていても、要因が分からないこともある。
だから専門家による発信やファクトチェック、なかでも「誠実性」は重要。
気象庁のトンガ沖海中火山噴火を背景とした津波での発信などは、個人的には事実や分かっていること・分かっていないことを誠実に話していて、とても好印象だった。週末のKDDIのネットワークダウンについても、発生した後の説明については誠実さが窺えたと思う。
誠実に発信をするためには、何が分かる・分からない、何を言い切れる・言い切れないの判断がとても重要で、専門性が必要。
ただ、誠実であろうとするほど、条件項が付きやすい。そのなかで、人間は理解したいから「断言・分かりやすさ」を求める傾向もあると思う。
全体について断言していいこと、概ね断言してよいが明確に外さないといけない点、断言はできないが概ねとして正しいことなど、グラデーションがある。一方で、ここに拘り過ぎると、理解の欲求が満たせず、それが満たされないと各論具体に入る前に興味がなくなることもある。興味がなくなれば、ざっくりでも理解しておくと助かることが理解される前の離脱になり、すそ野が広がらない難しさがある。
一方で、本質的に難しかったり厳密なものを、どこまで分かりやすくすべきなのかを悩むところもある。
このグラデーションの上手い設計をどうするかが、様々な情報発信で求められていると思う。
ちょうど先日、NP編集部の岡記者のTopicsで「分かりやすい」という投稿があり、こういった点ともつながると思う。ぜひ興味がある方は、併せて読んでいただきたい。
「分かりやすい」
https://newspicks.com/topics/human/posts/16