【ご挨拶】NewsPicksを「やさしい知的共助の場」にしたい
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本日、7月1日付けで、NewsPicksのCCO(Chief Community Officer:コミュニティ担当執行役員)に就任致しました佐藤留美です。
私は、2014年7月、今からちょうど8年前に入社し、NewsPicks編集部を創刊編集長とともに創設。その後、副編集長となり、主にキャリア、組織、人事関連の特集や連載を作り続けてまいりました。NewsPicksの姉妹キャリアメディアJobPicksの編集長も兼務させて頂いております。
そんな編集畑の私がなぜコミュニティに?と異動の打診をされた時は、まさに「青天の霹靂」でした。しかし、私自身がユーザーの皆様のコメントこそがNewsPicksの価値だと信じています。
実際、私が特集などの記事を作る上で、皆様の批判を含めたご意見、こんな記事が読みたいというアドバイスなどを参考にさせて頂いてまいりました。
ユーザーの皆様のコメントこそが、上司以上の貴重なフィードバックであり、学ばせていただいたと痛感しております。そして、その思いこそが、キャリアチェンジを決断する決め手となりました。
近年は、SNSやコミュニティの普及により「分断」が加速しているように感じています。異なる考えを持つ人同士がSNS上で過度に反目し合ったり、あるコミュニティでの常識が他のコミュニティでは非常識扱いされたり。私たちNewsPicksも、こうした断絶を悪い意味で助長していた面があったかもしれません。
だからこそ、これからはよりインクルーシブ(包括的)で、ここを訪れると前向きな気持ちになり、未来への希望が自然と湧いてくるような「やさしい知的共助の空間」を、皆様とともにつくってまいりたいと考えております。
未熟者ではありますが、引き続きのNewsPicksのご愛用を、何卒、よろしくお願い致します。私は、2013-2020年までユーザベースに在籍をしていました。
NewsPicksに関して徐々に皆さんの記憶から薄れていますが、重要だった「実名制への切り替え」判断について蛇足ですが、コメントしたくなってしまいました。(基本公の情報だと思います)
立ち上げ当初のNPは匿名アカウントでも実名アカウントでも分け隔てなく、ユーザー登録が可能で、いずれであってもlike数等に応じてコメントが上位に来る設計になっていました。
その中で2015、16年頃、代表取締役だった梅田さんが、基本的には実名アカウントでの登録とする方向に舵を切り、それまで匿名アカウントでコメントをしていたユーザーからは大きな反発が生まれました。
プロフェッショナルファームや大企業、公共セクター在籍のユーザーにおいては、実名でのコメントは業務上難しく、匿名であるからこそできる有益な意見があったことは確かです。
それでも、匿名ユーザーの一部には、攻撃的なコメントや実名であれば言わないであろうコメントも散見され、プラットフォームとして難しい局面を迎えていました。
そこで、意見を持つユーザー100名以上、加えて、ネット界隈ではおなじみの山本一郎氏まで恵比寿オフィスに招き、梅田さん一人が壇上に立ち、対話を行って理解を求めました。
もちろん全ての確執が解消されたわけではないですが、実名でいくべきだったか、匿名も許容すべきかという判断は、その後のweb情報への信ぴょう性などから、前者を選択してよかったと、私は、思います。
今は私も1ユーザーですが、このような歴史を持つNPでも、最近ちょっとコメント数が少ないように見受けられるのが寂しいです。
極めてコメントのインセンティブ設計は難しいと思いますが、知的共助というコンセプトが有効に働き、建設な意見が集約する場になるよう、私も折にふれてコメントを続けたいなと思います。
さとるみさん、頑張ってください~!ザ物書きな留美さんが意外なポジションに!と思いきや、留美さんのコミュニケーション能力を考えるとなるべくして就任以来とも感じました。
NewsPicksが従来メディアにはない強みは、コミュニティです。
私が入社した頃は、プロピッカーの構想段階、実名か匿名の決断とコミュニティがファン的な世界から、よりパブリックなものへと移行する段階の黎明期的なタイミングでした。
その後、会員数が10万単位となるにつれて、不可避的にコミュニティのあり方も変容が迫られています。ジョブピックス、トピックス、Student、Regionと新しい試みが進展するなか、留美さんがどのようにNewsPicksコミュニティを育てていくか、とっても期待しています。