ソニーはなぜゲーミング市場に参入したのか。ゲーマーを導く新たな“ゾーン”
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昨日のニュースから。深掘り記事でした
「ソニーが新PCゲーム機器ブランド「INZONE」発表、独自技術搭載の高価格帯ヘッドホンとディスプレイを展開」(Business Insider Japan)
https://newspicks.com/news/7249515
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プロダクトとして広く浅くのマスヒット大ホームランを狙う分野にフォーカスしての事業開発よりも、ニッチ分野のイノベーターのエンゲージメントを獲得したうえで裾野を広げていき、熱狂的な信者によってバイラル的に広がっていくタイプの世界的な大ヒットにつながった商品が昨今多い印象。ソニーの本分野も、趣味ハードからビジネスや一般向けに広がるポテンシャルもありそうですね。
ゲーミング、とつくとどうしてもゲームのためのデバイスといったように誤認されがちですが、色を正確に描写してくれる技術や、高フレームレートに対応しているといった技術に関しては写真編集や動画編集においてもありがたい機能です。
趣味でカメラをやっていますが、安物ではありますがゲーミングモニタを利用しています。パソコンのディスプレイでは確認できなかった微妙な明暗差が明らかになったり、色が正確に表示されたりすることで、写真編集の制度が上がったりもします。
ゲームというある種極限環境で鍛え上げられたデバイスであれば、ソニーが強みとするディスプレイやオーディオの技術を活かすことはもちろん、ゲーミングデバイス開発で得られたフィードバックを使って更なる製品開発に使うこともできるのかな、と思いました。ちょっと前の記事だが、備忘録的にピック。ソニーのゲーミングデバイス市場への本格参入は遅すぎたくらい。そもそもPlayStationという巨大コンソールゲームエコシステムを自前で構築しているのに、その周辺にあるゲーミングデバイス市場にこれまでまったく手を出していなかったのが不思議なくらい。
ゲーミングデバイスといっても、ヘットフォンやディスプレイだけでなく、キーボード、高機能マウス、高機能コントローラーからはじまり、ゲーミングチェア、マウスパッドなどの周辺グッズなども含めると、多種多様な製品カテゴリーがある。この領域でメジャーなブランドは、Legion (Lenovo), Zowie (BenQ), ROG (Asus), Logicool, Razerなどがあるが、ここにSonyブランドを引っ提げてSonyの洗練されたブランドイメージと、PSで培ったゲーマーエコシステムへのアクセスを活用すれば、一気に顧客ベースを獲得できるのは容易に想像がつく。ソニー社内でも長らく検討はされていたとは思うが、様々な理由で動けなかったのだろうと推察する。ただ、こうした遅めの参入であることを活かして、ぜひゲーミングデバイス市場を盛り上げてもらいたい。