2022/7/1

【必見】LINEの「文字起こし」ツールの精度がすごい

NewsPicks編集部 記者
会議の議事録や授業のノート取りが面倒すぎる──。
誰しもが、一度は感じた経験があるのではないだろうか。
一言一句逃さずメモを取ろうとすると、それで手いっぱいになって肝心の内容が頭に入って来ず、議論に参加できなくなってしまう。あとから録音を聞き返して、書き起こしを作成するのも一苦労──なんて思いをした人も多いはず。
もし、私たちが「文字起こし」の労苦から解放されたら?そんな可能性を感じさせるサービスを、LINEがリリースした。
自動文字起こしツールの「CLOVA Note」だ。
これは一言で言うと、AIの音声認識技術を使って、録音した声を書き起こすというアプリだ。会議や授業、会話を録音してアップロードすると、ほんの数分でテキストに変換してくれる。
例えば、先日放送したNewsPicksの番組「デューデリだん!」の会話を書き起こしてみたのがこちらだ。
「デューデリ」という言葉と、この回で取り上げた企業名の「SHIRO」を除けば、書き起こしは句読点も含めてかなり正確で、話者の切り替えも的確に認識している。
ここまで精度が高いと、議事録やノート取りから人間が「解放」される日は、思ったよりも近づいているのかもしれない。
実はこの音声認識分野は、英語でいち早く進んでいたものの、日本語の精度はいまいちだった。
なぜ日本語で精度の高い文字起こしができるようになったのか。今後どんな未来が待っているのか。LINEの開発責任者らを直撃した。
INDEX
  • 必死に「メモ取り」しなくていい
  • 音が「一発」でテキストに
  • 穴埋め問題で「自主トレ」
  • 「コウシン」をどう変換する?
  • 「文字起こし」の未来

必死に「メモ取り」しなくていい