日銀総裁が緩和堅持表明、「世界的インフレの影響それほど受けず」
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為替相場で金融政策を変えるべきでないと思います。為替介入は財務省の判断で決まりますから、日銀がリードしてマスコミに語る話でもありません。
どうしても為替介入するのなら米国債を売って日本円を買えば良いだけの話ですが、そうすると米国がやろうとしている利上げと逆行してしまいます。そこに配慮して利上げをして日本国内を景気後退させるというのはいかがなものかと。
注目のコメント
企業物価に看る日本の生産コストは年率9%以上で既に欧米並みに上がっています。大きな違いは欧米では消費者物価にそれが転嫁され許容できない高インフレが進むのに、「15年間のデフレ経験により企業が価格や賃金を引き上げることに非常に慎重になっている」ため日本ではそれが起きていないということでしょう。しかしインフレ期待といった人の心は危ういもので、いつ何時変化するか分かりません。現に、生活に必須の品々は前年と比べ4%以上上がっていますしね・・・
政府の財政状態と日銀のバランスシートが正常ならインフレを止める手立てはありますが、政府が1000兆円の借金をかかえて新発・借り換え併せ200兆円を超える国債を毎年発行し、日銀が平均0.17%程度の低利国債を500兆円以上持って金利が1%も上がれば大赤字に陥る体質の我が国で、ハードランディングを避けつつ量的緩和止めるのは相当に難しそう。金融緩和の出口で起きることをしっかり検討して置くべき局面に来ているような気がします。
如何に日銀が否定しようと今の円安の背景に日銀の極端な量的緩和があるのは明らかです。円安が進もうがインフレが起きようが、緩和を続けると言い続けるほか無いだろう日銀の現況が気掛かりです。 (・・;