数え切れないほど映画を見たわたしが思う、傑作映画ベスト10 映画は5本のうち1本でもおもしろいものがあれば儲けもの
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1990年前後に「キネマ旬報」で映画の連載を4年半もっていたこともあり、当時は一年に300本くらい見ていました。ここにあげられている普遍的な「名画」の迫力をもつものももちろん素晴らしく、記憶に残っていますが、異端・鬼才作家のトンデモ感性が爆発したものも、いまとなれば忘れ難いです。
デイビッド・リンチの「ブルーベルベット」や「イレイザーヘッド」「ツインピークス」、アンドレイ・ホドロフスキーの「エル・トポ」、ペドロ・アルモドバルの「神経衰弱ぎりぎりの女たち」など。人間の想像力や感性の、ふりきった限界越えを見せられて衝撃が一週間続く‥‥‥というような「体験」をしばしばしました。20代の初めにホドロフスキーのぶっ飛び方を「体験」したときに人間や世界の見え方が変わったんですよね。今見直すとどうかな。経験を積んでくると心が動くポイントも変わりますね。
紹介されている本は定年後の方向けに書かれているようですが、若い方に引き継ぐべき「視点の転換をもたらす映画」の紹介みたいな本もあってよさそう。経験上、倍速で見ると「筋を追う」だけになり、人格形成とは無関係なしろものになるので要注意です(笑)私も20代のある時期、年に150〜200本くらい観まくっていた時期があり、いつかこういう本も書けるかも。一位は一致していますね。「7人の侍」を観ないで、映画語るなですよね。あとは全くちがいましたが、観てないものもあったので、暇になった老後、まとめて観ることにします。
自分も大学で映画研究をしているほどには映画好きな自覚がありますが、5本の内1本でもおもしろいものがあれば儲けものという言葉には非常に共感できます。観る時の気分であったり年齢によってもおもしろいと感じる映画は異なってくることだと思います。小さいころからスターウォーズを何度も観ていますが、子供のころは単調な会話のシーンは非常につまらなく感じたものでしたが、現在ではその会話に伏線や物語の重要な人間関係が潜んでいることに気づき、映画のアクションシーンなどの一部ではなく映画の全体を楽しめるようになったように思います。一方で、小さい頃は好きだったけれど、今は楽しんでみることのできない映画もあります。小さい頃は機関車トーマスの映画が大好きでしたが、今は観ようとすら思いません。
それにしても、2000年代の有名どころは大体観きっている僕にとって、1900年代の映画を中心に紹介してくれるこのような記事は僕個人にとって常に新しい発見の連続であり、非常に学びになりますし、見てみたい!と思わされます。