糸井重里氏に聞く「なぜ今、音声?」 ほぼ1.5hインタビュー
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この記事の視点は面白いですね。
さすが糸井重里さんというべきインタビュー。
あらためて、個人的にもぼんやりと感じていたことが言語化された感じがあります。
特に「音が見直されているというより、音のほうが主(あるじ)だったと思うんです。リッチなコンテンツというのは、音をベースに映像などその他のものが足されているだけだと思いますね。」というのはその通りですよね。
私も文字のコミュニケーションは人類にとって一番難しく、新しいコミュニケーションだというのをよく講義で話すんですけど、音声による会話は人間にとって一番自然なコミュニケーションなんですよね。
そういう意味で「しゃべりもテキストを音声化したものも、どちらも面白いと思います」というのも、ポイントですよね。私の場合は記事をそのまま読むのではなく、記事をネタに一人語りを収録する形を取ってますが、明らかに伝わり方や反応が違う気はしています。
もちろん情報を見るが分からすると文章の方が飛ばし読みできて効率的なので、圧倒的にnoteを読んでくれてる人の方が多いんですけど。YouTubeやツイッタースペースで聞いてくれている人の方が距離が近いんですよね。
さらにこのインタビューで興味深かったのが、「ほぼ日の學校」には、「『21世紀のアーカイブ』をつくる」というくだり。
文字に比べて音声とか映像とか、まだまだアーカイブとして残そうとする動きが少ない印象はありますよね。YouTubeも日々のフローになっているケースが多い印象ですし。
そういう意味で、糸井さんが言っている「本当に何でもない人も含めて、生のしゃべりを撮っておくことが後々大事になる。」というのは間隔が近いなぁと感じるところが多々ありました。
私自身も、インタビュー企画みたいなのを仕事でも個人でもずっとやってるんですけど。
こういうののストックとかアーカイブに価値がある気がするんですよねぇ。
実は、15年以上前にYouTubeに挑戦したときの感覚と、それほど変わってないので、なんか糸井さんに自分の感覚が似ていて勝手に嬉しくなってしまいました。
こういうアーカイブに価値が出てくる可能性があるのが、ブログとかYouTubeとかのもう一つの面白い点だと勝手に思っていたりします。