【ドコモ・井伊社長】「私はドコモをサービス会社へ変える」
- 「値下げ勝負」には乗らない
- 楽天無料廃止は「ありがとう」
- 海外を諦める企業は「負け」
- ドコモは、サービス会社になる
- ドコモが手に入れた「開発力」
- 根付かせたいチャレンジ精神
- 会社に必要な2つの満足度
- ミッションは成長へのドライブ
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ドコモを見ていると思いだすのが「会社がだめになるのは、チャンスがないからではなく、チャンスがありすぎて消化できないから」という古くからある言葉。いろいろやっている割には…という気がどうしてもしてしまいます。
ちょっと気になったのは「 言えないよね。書かれたらみんなまねされちゃうもんね。」言っただけでまねされるのであればとても本質的な競争力とは思えないのですが、、、
楽天モバイルが5月、1GB以下の利用者に対して「0円プラン」を廃止すると表明してから、また携帯各社の値下げ競争が熱を帯びてきました。
大手3社のうち、KDDIとソフトバンクは傘下ブランドで条件付きの無料プランを準備して顧客を取り込もうとしている中、ドコモだけは動きを見せていません。
では、どうするつもりなのか。井伊基之社長がドコモ社長として初めて、NewsPicksのインタビューに応じてくださいました。かつての「絶対王者」は、厳しい競争環境に苦しみ、変革期の真っ只中にいるのは間違いありません。
値下げ競争の最中で加入者が増加基調にある理由や、NTTコミュニケーションズを傘下に据えた現在、ドコモをどういう会社にしようとしているのか、ご自身で考える社長としてのミッションを直撃しました。
井伊氏の祖先・幕末の大老の井伊直弼のように「ドコモの近代化」を成し遂げることができるのか。剛腕トップが率いるモバイル業界のパイオニアの今後の動きに注目です。
携帯業界については、以前関わっていたこともあってよく知ってますが、根本的な業界構造をさっさと変えないからイノベーションが進まないっていうだけですね。
携帯はほとんどが代理店方式の販売モデルであり、代理店は契約数や販売数にインセンティブが発生するのに対して、キャリア側には顧客の継続率が重要になるというこの利益構造がすでに破綻している状況です。
ケータイショップの運営は代理店がやっていますが、代理店は保守業務に力入れたところで直接的な利益にはならないですし、既存の顧客の機種変更などではキャリアが課す目標も達成できません。なので、継続顧客には力を入れずに、機種変更のときには必要のないオプションやらの抱き合わせをするしかない。
こんなんでキャリアに対して顧客が愛着を持ってくれるかっていうとそんなわけもないよねって話だと思います。
インタビューの内容を見ている感じ、あまりこういった産業構造を変革していこうという気概はなさそうなのがとても残念です。
顧客からすれば選択肢が限られるから不満でも選ばざるをえないという状況というだけですし、こういう根本的なところへの目線が及ばない企業において革新的ななにかが生まれるのかというと疑問ではないかと思ったりします。
キャリア3社は時価総額でも日本トップ10に入る規模の企業です。
だからこそ、産業をリードする存在として己から変わっていく姿勢を見たいなと一経営者としては思います。
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