東電の電力不足常態化 他電力融通と天候改善の幸運で凌ぐ
コメント
注目のコメント
「原発を動かせば…」というコメントがちらほらとあるなぁと思います。確かになぁと思います。理性的に考えたら、原発を稼働させた方がいいのかもしれない。
原発稼働に関して私の中で葛藤しているポイントは
1 どう片付けるのか
2 本当に福島第1原発事故から変わったのか
です。
1は、廃炉をどうするのか問題です。コンクリートの耐久年数は最大100年くらいと言われているのでいずれかは原発の後片付けに直面します。しかし日本の領域内のどこに核のゴミ箱を作るかはまだ決まっていません。だって想像してみてください。自分の故郷が核のゴミ箱になる姿を。誰だって嫌だと思います。
2は、Fukushima50をみて思いました。あのとき福島の大人たちが苦しんでいたのは必要なところに必要なものが届かなかったり、迫害されるのではないか、健康被害があるのではないかという精神的負担があったからです。もしもう一度あのような事故が起こったとして、福島第1原発事故の反省を生かした臨機応変な対応はできるのでしょうか。
多分いろんな大学や電力会社や政府で事故の原因が研究されていて、まとめられているのだろうと思うので、私も積極的に情報を取りにいかなければならないなと思います。周波数低下リレーの発動優先順位は重要施設に電力供給する一部の変電所を除いて偶然任せと聞いたことがあります。周波数の低下を検知して落ちるのは変電所側の自律的な判断であり前回はセーフだったところが今回は停電かもしれません。ただしこの夏には最悪のシナリオだと複数回の停電があるかもしれずその場合に落ちやすい地域はなんらかの見直しがあるかもしれないのでそれだけでは地価下落ということもないと思いますが落ちない地域とその説得力のある理由(大病院があるとか重要な上水道の本管付近だとか)が想起されるのであれば地価上昇の要因になりそうですね。都内に人が集まったのも計画停電が引き金になった面はあるかなと感じます。ただデータセンターに関わる人は分かると思うのですがかならずしも変電所からの電力線は最短距離で進んでいるわけでもなく大口需要家だったりどうしても2系統引きたいみたいな法人ニーズにも答えているようであり複雑怪奇なので地図で救急病院を探してこの近くなら安全だみたいなレベルでもないと思われます。
原発
追記 何度も書いてるけど原発論争が収束しない原因は長期的目標と短期的目標を切り分けて議論しないからだと思う。
長期的には(数十年のスパン)原発ゼロにコミットすべき
でも再生エネルギーへの移行は急には無理 短期的優先事項は電力安定供給とCO2排出削減 そのために原発は過渡的対策として使うべし