ネットフリックス株価急落が示唆する動画ストリーミング市場の地殻変動 広告付きプラン導入も検討
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プラットフォームの時代からコンテンツの時代と言う、意味不明な表現が日本では未だに聞きますが、そもそもNetflixはネット上のプラットフォームに、サブスクライバーを満足をさせる=コンテンツな映画やテレビ動画等の作品をストリーミングで提供しているのです。この表現はよくわからないです。
どの企業も業績が落ち込む理由には自社の問題もあれば外部要因が影響している場合があります。そんな中、業績が悪化しレイオフを敢行しているテスラとネットフリックスには、共通した経緯があり、それは伸びている時に走り過ぎた事でしょう。
メジャーな映画製作所が製作本数を減らす中、多くのスタジオを買収したり、かなりのコストを掛けてアカデミー賞レベルの作品を制作したり、又はネットの枠を超え、フィジカルな映画館、しかもハリウッドの歴史的建造物と言われるエジプシャンシアターを買収したりと、もの凄い勢いでした。
テスラにしてもやり方は違っても、基本的姿勢は同じです。現にマスク氏も指摘していました。これは決して悪い事ではなく、企業としては当然の動きだし、当時は各メディアも手放しで持ち上げていました。
しかしパンデミック終わり、戦争がはじまり、物価高によるインフレ、そして景気後退となれば、消費者が最初にセーブするのは、無くても命にかかわらない、そして生活に必需ではない部分からです。レストランもそれまでより安いメニューのレストラン、クルマによる外出もできるだけ一度で済むように心がける。心理的にネットフリックスの様なサブスクはキャンセルとなるでしょう。そう言った層がサブスクライバー数の減少に現れています
こう言った傾向は欧米日と言った主要国で今起きている内容です。そうなればネットフリックスも勢いを止めるしかなく、それまで広げたプロジェクトは一時休止になる。これはテスラも同じです。
両社共に今は耐える時でしょう。
注目のコメント
少し前まではプラットフォームの時代でしたが、これからはコンテンツの時代だと思います。プラットフォーム市場も飽和状態となり、プラットフォームよりコンテンツが影響力を持つ時代が到来したと言っても過言ではないです。
ネットフリックスを含め、動画ストリーミングサービスのユーザー数がこれ以上は劇的に増えることは難しいと思いますので、既存のユーザーが離れないようにすることがとても大事。そのためにも良質なオリジナルコンテンツへの投資や制作が必須になる。つまり、ネットフリックスを含め、今後はどれほど世界的にヒットするコンテンツを作れるのかが議論になると思います。
ちょうど7月1日に発売する予定のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』(クロスメディア・パブリッシング)にもコンテンツ時代の動向を詳しく述べさせていただきましたので、ぜひ手にとっていただけますと幸いです。コロナ禍も日常になり、フィジカル体験の場が増える中、動画配信サービスが可処分時間を奪う機会は減っていそうです。
さらに、画面の前にドラマ30分から映画120分程度鎮座させられるだけの強力なコンテンツとなるとかなり希少。
となるとAmazonEC利用ついでに加入するアマプラ、キャラクターによるコンテンツが強力なディズニー、その他という括りになってしまいます。
でも私はネットフリックスユーザーなので、頑張って欲しい気持ちでいっぱいです。
攻殻機動隊サイコーでしたし。普通に考えればコロナ禍で追い風だったサービスはコロナが終焉すれば元に戻る。重要なのは外的要因で一喜一憂するのではなく本当に現代人にとって必要なサービスであるかどうかだ。Netflix自身もそこを誤るともっと厳しい未来が待っているかもしれない。