シンガポール、いかに製造業を復活させたか
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そうなんです それもあり、コロナ前に、あるお話があったのですが、コロナ騒ぎでそれどこではなくなってしまいましたねぇ、人生とは不思議なものです まあ蒸し暑いのニガテですし
「米国のように人口が多く、製造業界が製品だけでなく雇用も生み出すことが期待されている国にとっては、この高度に自動化されたモデルは支持されないかもしれない。しかし、シンガポールの経済と労働市場は、このアプローチにうってつけだ。」考えさせられる記事です。
自分がシンガポールで働いていた2012年ころはよく郊外の工場に営業に行ってました。あれから10年、工場とかガンガン減ってるんだろうなぁと思いましたが、実はシンガポールの製造業比率は上がっているというのに驚きました。その代わり、ハイテク化により労働力の割合は減っているというのだから流石と言うほかないですね。
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世界銀行の統計によると、国内総生産(GDP)に占める製造業の割合は2005年の27%から2013年には18%に低下し、この都市国家は産業の衰退に直面した。
しかしその後、製造業が復活。世界銀行の最新のデータによると、2020年にはGDPの21%に上昇した。シンガポール政府のデータによると、2021年はGDPの22%を占めた。(略)
シンガポールでは、製造業がホワイトカラー職になりつつある。同国の製造労働力は、2014~21年にかけて約18%減少した。しかし、シンガポール経済開発庁のダミアン・チャン政策・企画担当副次官によると、「高技能」に分類される居住労働者(専門職者、管理職者、経営者、技術者)が担う製造職の割合は昨年、8ポイント上昇し74%に達した。生産性の指標となる労働者1人当たりの製造業付加価値は、自動化が一部寄与し、2014~21年にかけて倍増し約23万ドルとなった。