円下落、一時136円台に 日米金利差拡大で売り続く
日本経済新聞
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もちろん円安が金利差から来ているし、金利差はインフレ率の差による対策の違いから現れていることも然り。本来為替介入をするのは財務省であることも然り。
そのうえで。
岸田政権が積極財政するならある程度円安は抑えられる面はあるし、選挙前に補正予算を組むような岸田政権の在り方に積極財政は別に問題ないように思われる。金利を本当に日銀に抑える気があるなら日本政府として利払いを焦るわけでもないし。
ただ、本当はどうしたい、ということが政府から見えないからこそ金利差拡大での影響が全面に現れる。
ちなみに、不景気にして利払いに追われてもいいなら金利を上げて円安とインフレを共に止めても良いわけだし。いま日本に一時帰国してますが、ラーメンにしろ定食にしろ、ホワイトカラーが日常食べるランチが6ドルしない先進国というのは世界どこにもない。ホテル代もどこで何を消費しても激安ワンダーランド状態。訪日観光は早晩開放されるのだろうが、朝から晩まで汗水垂らして美味しい食事を作る飲食店の人々など、あらゆる日本人が世界から買い叩かれまくる事が良い事だとは、全く思わない。
日本経済のど真ん中イシュー、日本人の給料を上げる事とは真逆のベクトルに進んでる。コアコアCPIは0.8%、これが2%を確実に越えるまでは日銀のスタンスは変わらない。これは当たり前のこと。日本はこれまでどれだけデフレで苦しんできたことか、そして今まさにデフレ脱却の大チャンスが到来しているのだから、日銀もわざわざデフレに引き戻すようなことはしない。