【急成長】イーロン・マスクが「カンニング」する中国SNSの稼ぎ方
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イーロン・マスク「ツイッターはもっとウィーチャットやティックトックみたくなればいいのに」
米メディアがキャッチーなタイトルの記事を流していましたが、実際にイーロン・マスクはツイッター全従業員とのビデオ会議でこういう発言があったのだとか。
つまりは「中国を見習え」というわけですが、ではそもそも中国のソーシャルメディアって米国とはどう違うの?特に稼ぎ方の面ではどう違うの?というのが気になるポイント。
取材すると、「えっ、そんな稼ぎ方あるの?」という中国ソーシャルメディアのおもしろマネタイズ術がうかびあがりました。
イーロン・マスクに伝えたい、中国ソーシャルメディアの真実について、中国ソーシャルメディアを日々徹底的に活用しているアライドアーキテクツの番匠達也さん、エーランドの安田加奈子さんにお話をうかがいました。機能実装はもちろん大事ですが、文化や習慣をうまく発生させていることのほうがポイントだと思ってます。
例えばうちの嫁さん(上海人)は、友達がWeChatで『彼氏できたー』といったら『おめでとー』とか言って500円くらい送金するんです。頭痛いー→お大事にーとか明日テストだー→がんばれーとかで少額送金。これ別に日本のサービスでも機能的にはできますが、そういう文化がないんですよね。
昔LINEが10円送金ピンポンみたいなキャンペーンやって若年層に行動させようとしてましたが、金銭的なインセンティブというよりは情緒的なインセンティブで習慣づけしないと定着しない。スマホゲームのガチャ課金は悪だ、マッチングアプリは詐欺だ、投げ銭は無駄だ、そういった認識が次々に払拭されていったように、対価と妥当性を設計して浸透させることのほうが、機能実装よりも重要なことだと思います。イーロン・マスク氏はPayPal創業者で決済や金融サービスの知見があります。ソーシャルメディアと金融サービスを融合させれば、利用が拡大し、収益がアップするという感触を持っている。
現在PayPalのCEOであるダン・シュルマン氏も、スーパーアプリ構想を発表。AlipayやWeChat Payをベンチマークにしています。アプリの利用頻度が桁違いに多いと。
PayPal創業者でBNPL後払いAffirm創業者兼CEOのマックス・レブチン氏もスーパーアプリ構想を発表。世界の金融トップは、顧客のエンゲージメントを高めるために、スーパーアプリ化は必須と考えているようです。