電池開発のTeraWatt Technologyが資金調達
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起業家仲間で自己勘定で運用しているTokyo Founders Fundからひっそりご投資していた次世代リチウムイオンバッテリー開発に取り組むTeraWatt Technologyが資金調達を完了しました。
日本人の凄腕技術者集団が海外トップティアVCから出資を受けて世界で事業展開するという、日本人スタートアップの必勝パターンを確立できるのではないかと興奮&期待しています。
日本が競争力を誇っていた領域の技術者が新たにスタートアップとして取り組むという切り口でも、新たなロールモデルになり得るのではないでしょうか。
また、わざわざ国の紐付きのお金を海外VCに入れずとも、真に成長が期待できれば日本人スタートアップでも海外トップティアVCは喜んで出資する実例でもあります。
リターン最大化を期待して出資するのが本当の投資家であって、特定LPに指示されて投資する御用聞きではないと思います。エネルギー密度は416Wh/kg。材料系は公表されていないですが、Li金属負極の固体電池でしょうね。ラボの手組みで試作品は作れますから。
ステルスモードのバッテリーベンチャーは特に海外では多く、どこが抜け出すのかは資金と大口顧客、そして量産技術にかかってます。
前者2つはQuantumscapeやSolid Powerなどが先行してますが、問題は量産品質。ローテクの集りでドミナントな製法が確立していない次世代電池は、期待が高く資金も集りやすいですが、事業化まで持っていかせるための第2段ロケットとして、プロセス技術を持っているかどうかが肝になります。
長津田に拠点持ってるんですね、知りませんでした。無機材料か金属工学科の研究室と一緒にやっているのかもしれません。論文でも調べてみるか。
追記
432Wh/kgでした。タイトルは432kWh/kgとなってますが間違いです。またPatentも2019年の段階で80有るそうですが、Paperは見当たりませんね。
https://www.greencarcongress.com/2019/08/20190822-tera.htmlTeraWattのシリーズBラウンドに、TemasekやKhoslaとともに弊社Coralからも投資を行いました。容積あたりのエネルギーと電力密度が高い次世代のリチウムイオン電池を開発しています。