【勝見仁泰】僕が八百屋のザルに入った1万円札から学んだこと
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3日目は、自身のアイデンティティ(生い立ち)についてです。
自分の実家が西荻窪にある70年続く八百屋を営んでおり、物心ついた時から配達、店番、買付、経理など幅広く手伝い(正確には、"させられていた")をしてました。
その当時は、友達と中々遊べず、週末も営業のため家族で過ごせず、週末に家族で出かけていた友達と比較して、どこかコンプレックス抱えていました。
しかし、今思えば自分がひとりの起業家として活動している背景には、間違いなく幼少期の商売の経験があったからだと思います。
八百屋は、生産者と消費者との間の小売業ですが、自分は農家(生産者)に収穫状況や野菜果物の生産背景を聞き、お客さん(消費者)にそのストーリーを知ってもらい、さらに自分が食べた感想や美味しい食べ方をお薦めする。小売を挟むことで、商品に更に負荷価値をつけて、お客さんに届ける。
これは「お金儲け」ではなく、「繋がり(信頼)」であると幼少期ながらに感じました。その繋がりへの感謝として対価(料金)をいただく。消費者だけへの繋がりでは足りず、いわゆる「三方よし」でなくてはいけない。
まさに、「日本資本主義の父」と言われた渋沢栄一が提唱した「道徳経済合一」です。
そこに加えて、
社会、地球環境が重要になっているのが人新生(アンドロポロセン)という時代だと思います。1日目にも、いかに勝見さんがワイルドかという話をしましたが、今日の記事を読んでもらうとその謎が解けるかもしれません。
自由に使える100万円があったら、勝見さんがしたいのは世界一周。
「なかでも絶対に外せない場所は?」と聞いて、出てきたのがアフリカとブラジルという治安的に非常にワイルドなエリアで、なるほどなーと納得しました。
勝見さんは、旅に刺激を求めているようです笑
みなさんは旅に何を求めますか?
ちなみに私は最近、温泉に行ったのですが、温泉に入らず寝るというとんでもない愚行をしました……。儲けることも重要だけど、お客さまに「ありがとう」と言われることが働く醍醐味。
現代の企業組織は階層が積み重なっていて、結局何の価値を提供していて、誰が喜んでいるのか見えにくくなって、この醍醐味が失われていると感じます。
人間は効率を追求するために生きているわけではないので、ちゃんとフィードバックが掛かって、働く意義の感じられる組織構造を作り上げたいものです。